シャープ株式会社は、円錐状やキューブ型のボディでインテリア性の高い気化式加湿器2機種を10月1日に発売する。詳細は以下の表の通り。
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HV-800
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HV-300 レッド系
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HV-300 ホワイト系
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形名 | HV-800 | HV-300 |
色調 | W(ホワイト系) | W(ホワイト系)、R(レッド系) |
加湿方式 | ヒーターレス気化方式 | 加熱気化方式 (リニアハイブリッド方式) |
消費電力 | 20W | 140W |
加湿量 | 780mL/h | 300mL/h |
適用床面積 | 木造和室 | ~13畳 | ~5畳 |
プレハブ洋室 | ~22畳 | ~8畳 |
外形寸法 | 径274×高さ655mm | 幅236×奥行236×高さ269mm |
タンク容量 | 約5.0L | 約2.1L |
運転モード | 強、自動、弱 | 自動、省エネ、静音、強 |
センサー | 温度、湿度 | 温度、湿度 |
希望小売価格 | オープン |
店頭予想価格 | 43,000円前後 | 20,000円前後 |
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HV-800の内部構造
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HV-800は円錐型のボディが特徴。本体の底に水タンクを、その上に加湿フィルターを搭載。ポンプで汲み上げた水でフィルターを湿らせ、2枚のファンで風を起こして、本体上端から湿った空気を送り出す仕組み。加湿フィルターの上側から水を垂らすこの仕組みにしたことで、フィルターの汚れを落とす効果があるという。水タンクの上にフィルター、フィルターの上にファンを積み上げるこの構造を、同社では「タワースタイル」と呼んでいる。
一方のHV-300は、キューブ型のボディが特徴。暖めた空気を湿ったフィルターに通すハイブリッド方式を採用している。温風を通すハイブリッド方式は、風を暖める分、気化式より電気代がかかるが、一方で、部屋の温度が下がりにくい利点がある。HV-300では、消費電力を10Wに抑えた省エネモードを搭載。運転音も最小で18dBに抑え、寝室での利用に向くという。
両機種ともに、「プラズマクラスターイオン」放出機能を搭載。プラズマクラスターイオンとは、OHラジカルを水分子でくるんだクラスター(房)状の物質のことで、空気中のアレル物質やウイルス、ニオイなどを抑制する効果があるという。同社では、内外の研究機関と共同でプラズマクラスターイオンの実証実験を重ねており、鳥インフルエンザウイルスや、院内感染の原因となるセラチア菌などに効果があることを発表している。
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HEV-800の水タンク。手入れがしやすいよう、フタが外せるようになっている
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使用イメージ
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■URL
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/080925-a.html
加湿器関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/air.htm#stove
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( 本誌:伊藤 大地 )
2008/09/25 16:06
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