株式会社萬品電機は、8月1日に大阪地方裁判所に破産手続きの申立てを行なった。同社は6月24日に同社のラジエント式クッキングヒーター4機種をリコールしていたが、そのことによる信用不安、リコール対策費用が経営破綻の直接の原因だという。
同社の破産管財人の弁護士事務所「小松法律特許事務所」から本誌宛に送られたFAXによると、リコール対象製品の修理・交換作業事業者は現時点で未定だという。同事務所ではリコール対象製品の使用中止、早期修理、またはほかの製品への交換を勧めている。なお、事業者は決まり次第、萬品電機のホームページにて公開されるという。
リコールの対象となっている製品は「MDS-113RE/MDS-113REB/MDS-218RE/MDS-218REB」の4製品。いずれも2003年3月~2008 年1月までに販売されたもので累計販売台数は31,928台。設計上でのノイズ対策が不十分で、外部からのノイズ、水分が製品内に侵入すると、誤作動を起こし電源スイッチが入るという。
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当該製品と機種名の確認方法
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■URL
株式会社萬品電機製作所
http://manpin.co.jp/
リコール製品に関するお知らせ(PDF)
http://manpin.co.jp/images/oshirase080804.pdf
株式会社萬品電機製作所が製造・販売した電機コンロに係る注意喚起について(PDF)
http://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou080718_2.pdf
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/08/07 18:19
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