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ヒートポンプ エアコン ハイブリッドドラム TW-5000
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東芝ホームアプライアンス株式会社は、従来製品より1時間当たりの消費電力量を20%抑えた省エネ型のドラム式洗濯乾燥機「ヒートポンプ エアコン ハイブリッドドラム TW-5000VFL(左開き)/VFR(右開き)」を、9月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は31万円前後。
同社のドラム式洗濯乾燥機では最上位に位置する、洗濯容量9kg、乾燥6kgの洗濯乾燥機。同社がユーザーに対して行なった調査では、ドラム式洗濯乾燥機を購入する際に重視した点に「省エネ」を挙げる声が多かったことから、省エネ性能を追求した点が特徴となる。
本製品では、エアコンに採用されているヒートポンプ(熱交換器)を使って衣類を乾燥する仕組みを取り入れているが、このヒートポンプの加熱器(コンデンサ)と冷却器(エバポレーター)の間に、新たに「PMV(Pulse Motor Valve)機構」を採用した。このPMV機構は、機構内のニードル(針)で冷媒流量をコントロールすることで、加熱器と冷却器の圧力の差を最適化するというもの。これにより、少ない消費電力で高い乾燥効率が得られるようになり、洗濯→乾燥にかかる消費電力量は、従来製品「TW-3000VE」よりも20%低い980Whとなった。洗濯乾燥機では現在のところ、業界No.1の省電力量となる。
また、すすぎ時に庫内の衣類にシャワーを掛ける「ワイドムービングシャワー」機能も搭載。すすぎの際に水を張る必要がないため、使用水量は同社の9年前の全自動洗濯機「AW-E80HVP」より約55%削減できるという(約75L)。
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シャンパンゴールド
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エレガントシルバー
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ユーザーがドラム式洗濯乾燥機を購入するポイントは、「省エネ性」がもっとも重視されていた
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TW-5000VFLに搭載されているヒートポンプユニット
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加熱器と冷却器の間に、冷媒の流量を最適にコントロールする「PMV機構」を採用
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水を溜めずにシャワーで衣類をすすぐ「ワイドムービングシャワー」を採用。すずぎ時に使用するを節約する
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これらの省エネ機能によって、洗濯→乾燥にかかる電気料金・水道料金は合計で約50円となった。これは同社が今年5月に発売した全自動洗濯機「AW-90GF」で洗濯した場合の約55円と、ほぼ変わらない数値となっている。9年前の全自動洗濯機・衣類乾燥機を併用した場合と比べると、年間では1日1回、365日の運転で約18,100円と、約45,000円を削減。また、CO2排出量は約147kgで、約8割に当たる729kgを削減できるという。
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PMV機構の採用で、洗濯→乾燥の消費電力量を約980Whに抑えた
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洗濯→乾燥時の水量は、9年間の機種の半分以下となる約90L
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洗濯→乾燥1回当たりの電気代と水道料金を含めたコストは約50円。全自動洗濯機「AW-90GF」の洗濯のみの運転よりも安い
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1年間の電気代と水道料金を含めたコストは約18,100円。9年前の機種よりも約45,000円節約できるという
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TW-5000の省エネ性能のまとめ
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3年前の洗濯乾燥機「TW-130VB」の消費電力量との比較を、ランプで表した展示
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洗浄力を高める機能としては、ドラムを急速に反転することで、たたき洗いと手もみ洗いを繰り返す「クイックターン制御」を引き続き採用。新機能としては、「ワイドムービングシャワー」を洗濯中にも使用することで、衣類に洗剤をより浸透させる「フル・パワー洗浄」を導入した。これらにより、布痛みを抑えながら汚れを落とすことができるという。なお、洗濯中のドラムに銀イオンを発生することで、衣類を抗菌する「Ag+シャワー」機能も備えている。
低騒音化を図るために、扉部分には振動を吸収する新素材を採用し、ドラムから本体に伝わる振動を抑制。さらに、本体を支えるフレームも改良した。従来製品に比べ、振動を約20%抑えることができたという。
また、従来製品でも採用されていた簡易エアコン機能を継承。強/標準の2段階が設定でき、強では標準よりも室温を3℃高く設定できる。さらに、オンタイマーも搭載する。
このほか、使用後に操作パネルの「予約」ボタンを押すことで、運転で使用した電気代・水道代の目安を表示できる。
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たたき洗いともみ洗い効果がある「クイックターン制御」を採用。「ワイドムービングシャワー」を併用することで、より洗浄力を高める「フル・パワー洗浄」モードも備える
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扉の開閉部には振動を吸収する素材を採用。従来製品に比べて振動を約20%抑えている
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エアコンは強/標準の2モードを搭載。オンタイマーも用意する
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本体背面のカットモデル
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操作パネル
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本体サイズは665×714×1,080mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は97kg。洗濯時間は約49分で、洗濯→乾燥時間は約170分。本体カラーはエレガントシルバーとシャンパンゴールド。
下位機種として、エアコン機能を省いた「TW-4000VFL/VFR」も10月上旬より発売する。本体重量が89kg、本体の高さが1,030mmと、TW-5000よりも小型で設置しやすいデザインとなっている。
発表会では、4月に東芝ホームアプライアンスの取締役社長に就任した山下文男氏がスピーチを行なった。その中で山下社長は、1990年度と2006年度のCO2排出量を比較し、産業分野での排出量は減っているが、家庭では逆に約30%増えていることを指摘。「家電の本質的な機能の追求はもちろん、時代のテーマでもあるエコへの取り組みという両輪で、お客様に感動と驚きを与える製品を開発していきたい」と、今後の抱負を語った。
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TW-4000(右)。左のTW-5000と比べると若干背が低い
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東芝ホームアプライアンス 代表取締役社長 山下文男氏
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1990年度と2006年度のCO2排出量を比べると、産業分野では減っているものの、家庭では逆に増えてしまっている
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■URL
東芝ホームアプライアンス株式会社
http://www.toshiba.co.jp/tha/
洗濯機 関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/washer.htm
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・ 東芝、世界初の冷暖房機能付きドラム式洗濯乾燥機(2007/08/07)
・ 第6回:エアコンの心臓部「ヒートポンプ」とは(2008/06/18)
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/08/05 17:00
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