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空気快適ロボ クリエア7 EP-CV1000
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日立アプライアンス株式会社は、加湿と除湿機能を一台に備えた空気清浄機「空気快適ロボ クリエア7(セブン) EP-CV1000」を、9月12日より発売する。希望小売価格は110,250円。
同社の調査にて、空気清浄機には加湿機能とともに除湿機能を搭載してほしいという声が多かったことから、その両方の機能を備えた空気清浄機。さらに、汚れ/ニオイ/湿度/温度を検知するセンサーと、0~85度に風向が自動で切り替えられるルーバーを採用することで、状況に応じたさまざまな運転が可能になり、空気清浄/加湿/除湿のほか、/強脱臭/肌保湿/衣類乾燥/結露抑制の合計7つの運転モードが搭載された。同社では本製品を業界で初めての「1台7役の多機能」としており、加湿器や除湿機といった専用の機器を入れ替えることなく、1年中使用できるとしている。
基本性能の空気清浄能力にこだわった点も特徴で、本体内に搭載する小型で低騒音の「ウイングターボファン」を、従来製品より改良。空気の流路の損失を抑える新形状とすることで、1分当たりの風量を7.5立方mに増加。これにより、適応床面積は「業界最大」の33畳(54平方m)となった。8畳の部屋なら約9分で清浄できるという。
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ユーザーに対する調査では、空気清浄機に加湿・除湿機能を望む声が多かった
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センサーで風量をコントロールし、自動で風向を切り替えることで、さまざまな運転が可能になった
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運転モードは、空気清浄/除湿/加湿/強脱臭/肌保湿/衣類乾燥/結露抑制の7種類。「1台7役」を謳う
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1年を通じて使用できる
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風の損失を抑える「ウイングターボファン」を採用
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空気清浄運転の適応床面積は「業界最大」の33畳。8畳の部屋を9分で清浄するという
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加湿は、水タンクから加湿フィルターに水を運び、風を吹き付ける「気化式」を導入。水タンクからフィルターへ水を供給する際、日立独自の吸水ポンプを使用するため、常に一定の吸水量が維持できるという。1時間当たりの加湿量は610ml。通常の加湿運転のほか、より多めに加湿することで、肌への水分の浸透を促進する「肌保湿」モードもある。
除湿方式は、低温時でも除湿力が発揮しやすい「デシカント式(空気中の水分を吸着材で捕らえて除湿する方式)」を採用した。吸着材は直径245mmと大きく、また熱交換機を薄く広くすることで、1日当たりの除湿量は約7.1Lになるという。通常の除湿運転とは別に、ルーバーが自動で動き衣類を乾かす「衣類乾燥」モード、余分な湿気で結露が出ないよう、加湿運転後に除湿運転を行なう「結露セーブ」モードも備えている。衣類乾燥モードで衣類2kgを乾かす場合、約1時間で乾燥できる。
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庫内には空気清浄/加湿/除湿ユニットが重なり合ってセットされている
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加湿ユニット。給水ポンプがタンクから水を吸い上げ、フィルターに供給。そこに風を吹き付けて加湿を行なう
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加湿フィルターと水タンク
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除湿ユニット。「デシカントローター」が空気中の水分を吸着した後、その水分をヒーターが乾燥/蒸発。蒸発した水分を熱交換器に通して結露させ、除湿する
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除湿ユニットのモデル図
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加湿後に余計な湿気を取って、結露を抑える「結露セーブ」モードも搭載
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空清用のフィルターには集塵率99.97%の「アレルオフ BIG HEPA フィルター」を採用。花粉やダニなどのアレル物質や菌を抑制する効果もある。脱臭フィルターには、アンモニア臭を吸着する素材「シーキュラス」や、微細なニオイ成分を抑制する「ナノチタン触媒」、シックハウス症候群の原因物質をキャッチする「ホルムオフ活性炭」を取り入れた「ナノテクBIG脱臭フィルター」を採用。脱臭率は約99%と非常に高い数値となっている。
このほか、清浄された空気を上下にスイングして送風し、扇風機代わりに使用できる「スポット清風」モード、冷暖房中の空気をサーキュレーターのように攪拌する「室内循環」モードも採用。本体内のカビの発生を抑える「セルフ乾燥」モードも備えている。
基本となる7つの運転モードは、操作パネルの大きなボタンで操作する。操作パネルには空気の汚れ具合を3色で示す「クリーンモニター」も採用。水タンクには銀イオン(Ag)による除菌ユニットも備える。
本体サイズは398×293×648mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約16kg。消費電力は51Wで、除湿運転時は560W。運転音は51dB。リモコンが付属する。なお、除湿・加湿のタンクは同じものを使用するが、加湿する水の安全性を考慮して、除湿後に加湿運転が選択できない仕様となっている。
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フィルターは外側から「プレフィルター」「アレルオフBIG HEPAフィルター」「ナノテクBIG脱臭フィルター」の順に並んでいる
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脱臭率は99%。「脱臭機をしのぐ強力脱臭性能」だという
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石炭灰が原料の脱臭剤「シーキュラス」。中部電力が登録商標を保有している
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水タンクは本体側面から取り出す
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水タンクにはAg除菌ユニットを採用する
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リモコンも付属する
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下位機種として、加湿空気清浄機「EP-CV60」「EP-CX40」、空気清浄機「EP-CZ30」も8月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はEP-CV60が5万円前後、EP-CX40が4万円前後、EP-CZ30が12,000円前後。
日立アプライアンス 常務取締役家電事業部長 石井吉太郎氏は、本製品について「(加湿・除湿機能も備えているため)“空気清浄機”と呼んでいいのかわからないが、オールシーズン使える空気清浄機」と評価。続けて「空気清浄機では、正直申し上げて、日立の市場でのステータスはそれほど高くはないが、本製品は相当力を入れて開発してきた」と語った。今期は空気清浄機全体で、前年比1.4倍となる16万台の売上を目指すという。
なお、除湿・加湿機能を備えた空気清浄機としては、ダイキン工業の「クリアフォース MCZ659-W」が市場に出ている。
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加湿空気清浄機「EP-CV60」。空気清浄運転での適応床面積は28畳
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加湿空気清浄機「EP-CX40」。適応床面積は空気清浄運転で22畳
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空気清浄機「EP-CZ30」。適応床面積は16畳
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日立アプライアンス 常務取締役家電事業部長 石井吉太郎氏
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「クリエア7」で代用可能な家電製品の一覧
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■URL
日立アプライアンス株式会社
http://www.hitachi-ap.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2008/08/0804.html
除湿器/空気清浄機/加湿器 関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/air.htm
■ 関連記事
・ 家電製品レビュー ダイキン「クリアフォース MCZ659-W」(2007/11/26)
・ ダイキン、除湿/加湿/脱臭/集塵が1台でこなせる空気清浄機(2007/05/29)
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/08/05 00:02
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