社団法人日本電機工業会(JEMA)は22日、6月の国内家電出荷額を発表した。実績は前年同月比0.3%減の1,267億円となり、これで2カ月連続の前年割れとなった。
全体的な傾向としては、高単価商品が牽引する流れは変わらず、分野別では冷蔵庫、洗濯機が好調、掃除機、クッキングヒーターが不調だった。特に冷蔵庫(同1%増の376億円)は451L以上の大型サイズの台数が20カ月連続の二桁増が続いており、全体を押し上げた。また、洗濯機も洗濯乾燥機が3カ月ぶりにプラスに転じたこと、さらに洗濯乾燥機の中でも単価の高い8kg以上の大型タイプが伸び、台数は同2%増の36万5千台、金額は同3.4%増の242億円と、もっとも好調なジャンルとなった。
一方、掃除機は台数で同9.9減、金額で10.1%と大きく落ち込んだ。また、オール電化の普及とともに伸長していたクッキングヒーターも2カ月連続のマイナスで、急成長にブレーキがかかっている。
■URL
日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2008/08.06/0806ds-coment.pdf
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( 本誌:伊藤 大地 )
2008/07/22 16:05
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