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熱中症・風邪予防指標解析表示計。左が本体で、右がセンサー部
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財団法人日本気象協会は、気象データを測定し熱中症や風邪の予防に役立てる計測器「熱中症・風邪予防指標解析表示計」を開発。これを利用して、熱中症が発生する危険をメールで知らせるサービスを、埼玉県熊谷市で7月1日にスタートした。
今回開発された熱中症・風邪予防指標解析表示計は、計器の設置場所の温度と湿度を計測し、熱中症が発生しやすい状態を検知するというもの。危険か否かの判断は、暑さのストレスを示す国際的な基準「WBGT指数」を利用する。
1日より開始された熊谷市では、WBGT指数に従って熱中症の危険度を5段階に設定し、Webサイト上で市内の地域別に危険ランクを表示するサービスを行なっている。また、携帯電話にメールで情報を送ることもできる。サービス利用料は無料。11月には、風邪の危険を知らせるサービスも行なわれる予定。なお熊谷市は、気象庁による国内の観測史上最高の40.9℃を記録した都市として知られている。
日本気象協会は、気象庁所管の公益法人。
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熊谷市では小学校に設置されている。画像は校庭の百葉箱に設置しているところ
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百葉箱の内部
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本体とセンサー間は無線でつながっている。写真は学校の職員室に設置しているところ
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システム概略図
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WEBでは地域ごとに熱中症の危険性を5段階で確認できる(右)。また、携帯電話のメールで予報や警告を知ることも可能
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■URL
財団法人 日本気象協会
http://www.jwa.or.jp/
ニュースリリース
http://www.jwa.or.jp/content/view/full/2338
熊谷市ホームページ
http://www.city.kumagaya.saitama.jp/
「熱中症予防情報メール」通知サービス
http://www.city.kumagaya.lg.jp/appare/naruhodo/mimamori/johohassin/mail/index.html
熊谷市の熱中症予防情報
http://wbgt-jwa.on.arena.ne.jp/kumagaya/
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/07/01 17:01
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