JEMA(社団法人日本電機工業会)は、2008年4月の家電製品の国内出荷実績統計を発表した。出荷金額は1,093億円で前年同月比3.4%増となり、2カ月ぶりのプラスとなった。
分野別では、冷蔵庫が258億円で同13.9%増となったほか、掃除機が90億円で同7.9%増、電気レンジは58億円で同7.9%増など、好調な数字を記録した。JEMAでは、大型・高機能機種が引き続き伸びており、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、炊飯器などで台数よりも金額の伸びが高いことを指摘している。
台数ベースでは、電気カミソリで同10.3%の増加となったほか、冷蔵庫(同7.5%増)、電子レンジ(同2.1%増)、掃除機(同0.9%増)でも前年を上回っている。特に電気カミソリは自動洗浄・乾燥機能が付いた高付加価値製品が好調で、金額ベースでも同18.5%のプラス幅を見せている。一方、洗濯機は同6.8%減で、洗濯乾燥機に限定しても同1.9%のマイナスとなった。
なお、IHクッキングヒーターの出荷台数は同12.9%増で、2カ月ぶりのプラスとなった。JEMAでは、新設住宅着工戸数が減少している影響でマイナスとなっていたが、オール電化住宅の普及により再びプラスになったとしている。
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2007年4月から2008年4月までの出荷金額の月別推移
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■URL
JEMA(社団法人日本電機工業会)
http://www.jema-net.or.jp/
民生用電気機器 2008年4月 国内出荷実績(PDF)
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2008/08.04/0804ds-coment.pdf
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/05/28 14:12
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