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実験にて使用されたダイソン「DC22 ddm motorhead」
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ダイソン株式会社は、イギリスの第三者機関の実験により、同社の掃除機が「吸込仕事率が高い他のどの掃除機よりもゴミを吸い込む」ことを証明したと発表した。
同社のリリースによると、イギリスの独立第三者機関である「IBR」が、2008年3月に行なった実験が根拠となっている。実験は、ダイソンと日本の4社のサイクロン式掃除機を用いて、フローリングの溝で擬似ゴミを吸引し、風量が60%減になった時点、ゴミ捨てラインにゴミが到達した時点、およびいずれかの中間点における、吸い込んだゴミの量を測定するというもの。これはIEC(国際電気標準会議)に準拠したゴミ集塵率・性能の調査法で、日本のJIS規格ではC9802の塵埃(チリとホコリ)除去能力に当たるという。
この実験にて、ダイソンの「DC22 ddm motorhead」は、他の4社のサイクロン式掃除機を大きく引き離す約99%の集塵率を記録したという。さらに、カーペットなど他の床で試された実験でも、「DC22 ddm motorhead」の集塵率が最も高かったという。なお、他社製品については、2008年2月時点での最新・最上位機種を使用したとしており、いずれもダイソンの「DC22 ddm motorhead」よりも吸込仕事率(掃除機の吸込力の強さをW[ワット]で表すJIS基準)は高いという。
ダイソンは、吸込仕事率について「日常のゴミを吸引せずにパイプの先端および掃除機内部の空気の動力(空気力学的動力)を測定するものであるため、掃除機の本当の性能を表すものではありません」とし、ゴミ集塵率を「日常の掃除機の使用環境に近い測定方法」とし、今後はゴミ集塵率が掃除機を選ぶ際の判断目安になるよう、消費者に向けて啓蒙するという。
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各メーカーの最新・最上級サイクロン掃除機における、ゴミ集塵率のグラフ(第三者機関「IBR」の調査)
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IEC(国際電気標準会議)に準拠した集塵率のテスト結果のグラフ。ダイソン以外のメーカーでは、ゴミを吸い込むほどゴミ集塵率が落ちるという調査結果になっている
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■URL
ダイソン株式会社
http://www.dyson.co.jp/
掃除機 関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/cleaner.htm
現代家電の基礎用語 第2回:サイクロン式掃除機
http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/word/2008/05/21/1797.html
■ 関連記事
・ ダイソン、「完全メンテフリー」のサイクロン掃除機「DC22」(2007/10/26)
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/05/26 18:30
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