株式会社ALBERTは、洗濯機の乾燥機能に対する消費者の意識についての調査結果を発表した。
この調査は、同社の家電情報サイト「教えて! 家電」内の「洗濯機選びナビゲーター」における質問結果をまとめたもの。期間は2007年7月~9月、10月~12月、2008年1月~3月の3期間を公開しているが、ここでは特に注意がない限り、2008年1月~3月のデータを参照している。
また、洗濯機の乾燥方式には、送風のみのいわゆる「簡易乾燥」と、ヒーターを使った乾燥の2種類があり、今回のアンケートではすべてヒーターによる乾燥についての問いとなっている。調査対象人数は設問によって異なるが、乾燥機能の有無に関する設問の回答者は9,937人。
まず、乾燥機能の有無については、60.9%が「必要」と回答。全体の6割を占める高いニーズがあることが分かった。
続いて、乾燥機能について「必要」と回答した人が重視する機能については、「省エネ」が44.6%と高く、「節水できる」の39.3%、「風呂水ポンプ」の34.7%を上回った。また、乾燥機能を「必要」かつ「省エネ」を求める回答者は、2007年7月~9月で41.7%、10~12月で42.8%と徐々に増えているおり、さらに2008年1月~3月で乾燥機能「必要」かつ「風呂水ポンプ」を重視すると回答した人は、2007年10月~12月の30.4%から4.3%も増えている。同社では「省エネ・節水できる機能に対してますます関心が高まっている」としている。
乾燥機能を「不要」と回答した人の重視する機能については、「省エネ」が37.1%と最も高く、続いて「節水ができる」が36%、「風呂水ポンプがついている」が30.4%となった。ちなみに「節水」は2007年10~12月の調査でも37.8%でトップ、「省エネ」も37.3%と僅差で続いており、環境と家計に影響する要素を重視する傾向が見られる。
■URL
株式会社ALBERT
http://www.albert2005.co.jp/
現代家電の基礎用語 第1回:ドラム式洗濯乾燥機
http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/word/2008/05/14/2247.html
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/05/26 17:14
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