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家電製品を使用する際に取り組むエコ活動の調査(複数回答)
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株式会社Impress Watchは、家電・PCの購入/利用/廃棄時に、消費者がどれだけエコロジーを意識しているかという“エコ意識”の調査結果を発表した。調査はインプレスR&D、gooリサーチと共同で3月に行なったもので、調査対象は、Impress Watchの読者9,156人、gooリサーチモニター1,092人。
まず、家電製品を利用する際に、どんなエコロジー活動を行なっているかという問いでは、「必要なときだけ使用する」「人がいない部屋の電気を消す」といった意見が8割前後となり、上位を占めた。次点は、6割弱の「使わないときはこまめに電源を切る」で、「冷暖房の温度設定を高め/低めにする」は半数を割る結果となった。
家電購入時に“エコロジー”を意識したかという質問には、半数以上が「強く意識した」「多少意識した」と回答した。このうち、具体的にどの点を意識したかという点では「消費電力が低い」がもっとも多く、90%を超える数値となった。
また、使用済みの家電製品の処分方法については、「購入した店舗に回収を申し込む」が最も多く、全体の4割程度を占めた。時点に「粗大ゴミとして処分する」「引き取り業者に回収を申し込む」といった回答も挙がっている。
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「家電リサイクル法」の認知度調査(Impress Watch読者のグラフ)
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エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4製品については、廃棄せずにリサイクルすることが「家電リサイクル法」で義務づけられているが、この内容を認知している人は、Impress Watch読者で9割、gooリサーチモニターで8割を越え、高い数値を示した。このうち、「詳しく知っていて対象家電も把握している」と回答した人は、ImpresssWatch読者で47.6%を占めており、「内容は知っているものの対象家電はわからない」の41.5%よりも高い数値となっている。
一方パソコンにも、資源有効利用促進法に基づいたリサイクル制度がある。これについては、Impresss Watch読者の8割弱が認知している結果となったが、そのうち「他人に説明できるくらい詳しく知っている」が15.6%で、「おおむね知っている」の61.5%を大きく下回っており、家電リサイクル法の認知度には及んでいない。
調査レポートでは、「基本的な省エネ対策に関しては8割と高い」としながらも、冷暖房の温度調節といった積極的な対策が少ないことを指摘。「もはや他人事では済まされなくなった“エコロジー”に関して、もう一歩進んだ積極的な取り組みが期待される」と、さらなるエコロジー対策の必要性を強調している。
■URL
Impress Watch
http://www.watch.impress.co.jp/
家電製品・パソコンに関するエコ度調査
http://www.watch.impress.co.jp/headline/opinion/080409/index.htm
株式会社インプレスR&D
http://www.impressrd.jp/
gooリサーチ
http://research.goo.ne.jp/
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/04/09 15:23
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