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ベルーナ、幼児の死亡事故が起こった電動ベッド2万台を無償交換


 株式会社ベルーナは5日、同社が販売した電動ベッドで死亡事故が起こった件について、対象となる製品を無償交換または無償修理することを決めた。

 対象となる製品は「ネオ・ユニバーサル」「ユニバーサルV」「ユニバーサルDX」「ユニバーサルVI」「ユニバーサルVII」シリーズの合計24,618台。対象ユーザーには、電話やDM、FAXなどで通知するという。事故の原因となった機構を改修した商品との無償交換、または無償修理が受けられる。交換対応は3月中旬以降に開始する。

 今回の措置は、2007年12月に4歳の男児が「ネオ・ユニバーサル」のマットとベッドガードに首を挟まれ、窒息死する事故が起こったことを受けたもの。事故後、同社が行なった調査結果によると、(1)リモコンが通常外の使用を想定していなかったこと、(2)マットの挟み込みの力が大きかったこと、(3)ベッド背部に幼児が入り込むスペースがあったこと、(4)リモコンに不具合がある状態で使用されたことの4点が事故を引き起こしたとしている。

 対策済の製品では、誤動作の原因となったリモコンを改良。主電源スイッチを設けたほか、凸形だったボタンを凹形に変更。防水対応にするなど全面的に仕様が変わっている。また、本体部分も、フレームの間に何かが挟まった状態でモーターが駆動しても、圧力が加わらないような機構にしたほか、フレーム部分にセーフティネットを設ける。

 また、事故を受けて、安全管理体制も強化する。人身事故につながる可能性のある製品について、安全基準を強化するという。

 同社では事故について「今後このような事故が二度と発生しないよう、予防策およびリスク管理体制を強化して再発防止に努めていく所存です」としている。


事故原因となった箇所




URL
  株式会社ベルーナ
  http://www.belluna.co.jp/
  自主的な改修および無償交換について(PDF)
  http://www.belluna.co.jp/ir/pdf/J/20080205bedkoukanJ.pdf

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ベルーナの電動リクライニングベッドで幼児が死亡する事故(2007/12/26)


( 本誌:伊藤 大地 )
2008/02/05 16:52

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