パナソニック(松下電器産業株式会社)は、プロゴルファーの石川遼選手と所属契約を締結した。契約期間は1月28日より5年間。契約金額については明らかにされていない。
石川選手は、16歳3カ月という史上最年少の若さでアマチュアからプロに転向した男子プロゴルファー。2007年には、プロゴルフ大会「マンシングウェアオープンKSBカップ」にて、アマチュアながらも15歳8カ月の史上最年少で優勝。優勝インタビューでの様子から“ハニカミ王子”の愛称で親しまれている。
松下電器産業株式会社 コーポレートコミュニケーション部門担当役員 鍛治舎巧氏は、石川選手との所属契約について「16歳にして厳しいプロの世界に臨み、学業と両立しようという決意は、並大抵のことではない。順風満帆の時もあれば、逆風吹きすさぶ時もある。あえてその困難な道に挑戦する石川選手を、松下グループを挙げて応援していきたい」と意義を語った。
今回の契約により、パナソニック側は石川選手が海外遠征をする際の総合的なサポートを行なうという。「松下グループには全世界46カ国、33万人のグループ社員がいる。石川選手はこれから世界を転戦することもあるだろうが、全世界に“石川遼後援会”ができたようなもの。トータル的な支援をしてゆきたい」(鍛治舎氏) また、石川選手はパナソニックのロゴが入ったサンバイザーやゴルフバッグなどを使用する。
なお、所属契約の中にはCM出演に関する内容も含まれているが、現在のところはまだ何も決まっていないという。「CM出演を主体とした契約ではない。それよりもまずはトップアスリートとして戦い抜いていけるような基礎地盤作りに集中して欲しい」(鍛治舎氏)
石川選手は「世界的な家電メーカーであるパナソニックと契約することができて光栄に思います。これで自分のまわりは素晴らしい環境に整ったので、あとは自分がどれだけ努力できるか。気を抜かずに頑張っていきたい」とコメント。さらに、9月に大阪・茨木にて開催される「パナソニックオープン」にも、「所属プロとして、最優先で出場する」と出場を誓った。
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松下電器産業株式会社 コーポレートコミュニケーション部門担当役員 鍛治舎巧氏(右)から、サンバイザーを手渡される石川選手
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ゴルフバッグにも「Panasonic」の文字が
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ゴルフを「1日でもやる気の欠けた練習をすると後退するスポーツ」と評する石川選手。練習によって、良いショットをした時よりも、ミスショットをした時のリカバリーに差が出るという
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■URL
パナソニック(松下電器産業株式会社)
http://panasonic.co.jp/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080128-3/jn080128-3.html?ref=news
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/01/28 14:21
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