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スポットアーム HEM-1040
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オムロン ヘルスケア株式会社は、腕帯を拡張し上腕が太い人でも使用できる家庭用血圧計「スポットアーム HEM-1040」を、1月22日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29,800円。
上腕を本体の腕帯に通して測定する、いわゆる「上腕式血圧計」の新製品。上腕式血圧計は腕を通すだけで測定できる簡単さが特徴とするが、現在、上腕の外周が34cm以上の人に対応する機種がなかった。また、34cm以内のユーザーからも「腕を通しづらい」という意見が聞かれたという。
これを受けて本製品では、腕帯の内径を従来よりも約30%拡張し、22~42cmの腕周に対応した。同社では、腕周42cmに対応したのは業界初としている。
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従来製品より内径が30%アップ
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これにより、腕周が42cmの人でも測定できるようになった
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ソフトウェア「Bi-LINK」を使うことで、血圧や脈拍のグラフ表示が可能になった
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さらに、本体にUSBポートを新たに搭載。同社が発売するソフトウェア「Bi-LINK HMS-HEM-IT01J」と併用することで、測定したデータをグラフ化し、管理・分析を行える。グラフは、血圧や脈拍の変動、朝晩の血圧の比較、時間帯ごとの測定値の分布、1週間ごとの朝晩の平均値の4種類が用意される。「Bi-LINK」はオープン価格で、店頭予想価格は5,000円前後。なお、同社の体組成型「HBF-354IT」、歩数計「HJ-710IT」に付属するBi-LINKでは使用できない。
また、正しい姿勢で測定するために、腕帯を可動式にし、腕の位置を固定するひじ置きも搭載する。姿勢が不適切だった場合は、液晶に再測定を促すための「姿勢」マークが示される。
このほか、朝と夜に測定した血圧値を記憶し、それぞれの1週間の平均値を計算する機能も備わっている。朝の測定値の平均が、最大135、最小85mmHgを超えた場合は、液晶に「早朝高血圧」マークを表示する。これにより、起床時に極端に血圧が高まり、心筋梗塞や脳卒中が起きる一因となる「早朝高血圧」が確認できるという。
本体サイズは294×286×271mmで、重量は約2.6kg。血圧の測定方法は、動脈の振動をセンサーでキャッチする「オシロメトリック法」を採用する。
同社ではまた、本製品と17~32cmの腕周に対応する従来製品「HEM-1000/1010」の2製品で、日本人の腕周のほぼすべてをラインナップでカバーできるようになったとしている。
■URL
オムロン ヘルスケア株式会社
http://www.healthcare.omron.co.jp/
( 本誌:正藤 慶一 )
2008/01/16 17:39
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