ナショナル(松下電器産業株式会社)は、東京・表参道の路上に灯される提灯の光源を、白熱電球から同社の電球型蛍光灯に交換したと発表、26日に点灯式を行なった。
明治神宮に近い表参道では、毎年、年末・年始にかけて、地元商店街が中心となって、車道の中央分離帯に提灯が奉納される。ナショナルはこの提灯の光源として、省電力と長寿命が特徴の「パルックボール プレミア」を商店街に提供。全119灯を白熱電球から「パルックボール」へと切り替えることで、地球温暖化ガスのCO2の発生量を、24時間で約49kg、提灯の点灯が終了する1月8日までの14日間では、約686kg削減できるとしている。
提供を受けた商店街振興組合の「原宿表参道欅会」は、表参道の景観や環境を守り、来街者が楽しめる街づくりを目的とする組合。2000年には、街や通り全体からエコロジーを考える「表参道エコアベニュー宣言」を行ない、以後、風力発電や太陽光発電といったクリーンエネルギーのデモンストレーションを催すなど、街を訪れる人にエコロジーを考える機会を設けている。同組合 理事長の松井誠一氏は「電球型蛍光灯を家庭で使っている方は多いと思うが、これを街の中で活用したいと考えた。新しい光を皆さんにご覧になっていただきたい」と話した。
ナショナルウェルネスマーケティング本部 副本部長の渥美 正美氏は「ナショナルとしても『エコアベニュー宣言』のお役に立てないかと思い、話を持ちかけた」と、今回のコラボレーションの経緯を語った。さらに「白熱電球から電球型蛍光灯に変えることは、数が増えれば大幅な省電力につながり、また寿命が長いので、省資源化にもつながるのが利点。年末から年明けにかけてこうした活動をすることで、消費者の方々に訴えたい」と、パルックボールに交換する意義を述べた。
その後、カウントダウンとともに松井氏と渥美氏が電球のスイッチを入れ、全119灯の提灯に明かりがともった。
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パルックボール プレミア
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原宿表参道欅会 松井誠一 理事長
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ナショナルウェルネスマーケティング本部 渥美正美 副本部長
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松井氏と渥美氏がスイッチを入れる
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中央分離帯に掲出された提灯に、パルックボールの灯がともる。奥に見える煌びやかな建物は表参道ヒルズ
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提灯は全部で119灯
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歩道橋の上から提灯を臨む
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提灯が掲出されるのは、JR原宿駅前から地下鉄表参道駅の間
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なお、点灯式が行なわれた日本看護協会ビル前では、27日、ナショナルによるエコキャンペーンが開催される。時間は11時半から20時まで。会場では、ナショナルのエコロジー分野に対する取り組みの紹介や、2008年の個人的なエコ対策を用紙に記入する「2008年 あなたのエコ宣言」の募集が行なわれる。また、「エコ宣言」の参加者には、「パルックボール」やUSBモバイル電源「エコパワー」などが当たる福引きに挑戦できる。
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点灯式が行なわれた日本看護協会ビル前では、27日にキャンペーンが行なわれる。所在地は渋谷区神宮前5-8-2
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「エコ宣言」に参加すれば、パルックボールやUSBモバイル電源などが当たる福引きに挑戦できる
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提灯を間近で見ることも
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街路灯のフラッグもナショナル
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表参道近くにある神宮前小学校では、生徒たちが作った灯篭をパルックボールがライトアップする催しが28日まで行なわれる。点灯時間は17時から19時まで
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■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
パルックボール プレミア 製品情報
http://national.jp/product/conveni/lamp/pb_premier/
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2007/12/27 00:07
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