ダイキン工業株式会社は、空気に関する意識調査のアンケートの調査結果を発表した。調査では、おいしい空気のためならお金を掛けても良いという人が5年前よりも増えながらも、コストに関する意識は厳しくなったとしている。
このアンケートは、ダイキンが10月に同社ホームページ上にて行なった「第12回 現代人の空気感調査」に基づいたもの。アンケートの有効票数は23,612件で、この中から、性別・年齢別に抽出した計10,000件について分析を行なったという。
まず、「おいしい空気を得るためならお金を掛ける」という意識の有無を問う質問では、「よくある」と「時々ある」という回答がそれぞれ全体の4.3%、15.1%という結果なった。両社を合計した数値は27.9%となり、これは同社が2002年に行なったアンケート結果の19.4%と比べて8.5%高い数値となっている。同社では、健康意識や空気環境への関心の増加や、エアコンや空気清浄機などの付加価値機能付き家電製品に対するニーズの拡大などから、空気は買うものという意識が高まっているとしている。
また「おいしい空気・快適な空気を1カ月得るために出してもよい金額」という質問では、回答された金額の平均は1,114円となった。2002年の調査結果の平均値は2,125円で、両社を比較すると約1,000円の差がある。同社ではこの結果について、省エネ性能やフィルター交換などのランニングコストに対する意識の向上を原因として挙げている。
このほか、空気/水/安全の3つの中で最も将来が心配なものを挙げる問いでは、「空気」と回答した割合が5年前の29.3%から35.5%へとアップ。未来の空気を心配する人が増加中としている。
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5年前と比べた「空気」に対するコスト意識の有無
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5年前と比べた「おいしい・快適な空気」を1か月間得るために出してもよいと思う金額
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■URL
ダイキン工業株式会社
http://www.daikin.co.jp/
第12回 現代人の空気感調査 「5年前と比較した空気に対する意識変化の調査」結果発表
http://www.daikin.co.jp/press/2007/071204/index.html
( 本誌:正藤 慶一 )
2007/12/04 15:52
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