三菱電機株式会社は、「冬の省エネに関する意識調査」の結果を発表した。今回の調査は関東地区と関西地区の20~60代の主婦、500名を対象に行なわれた。調査期間は10月19日~10月21日の3日間。
調査結果によると世代、地域を問わず、約9割の主婦が冬場の省エネを心がけていると回答。省エネ意識の高まりが浮き彫りとなった。世代別で意識の違いが明らかになったのは、省エネを心がける理由。20代は約75%が「家計の節約のため」と回答しているのにたいして、60代の主婦の約30%が「環境のため」と回答している。
「冬場に我慢できる室内温度」について尋ねたところ20℃と答えた人が全体の32.4%ともっとも多かった。地域別でみてみると、関西では28.4%の人が18℃以下でも、我慢出来ると答えており、関東の18.4%を大幅に上回っている。この差はエアコンの設定温度に関する質問でも表われており、関東では23℃と答えた人がもっとも多かったのに対し、関西では20℃がもっとも多く、地域間の違いが如実に表われた。
ちなみに、もっとも使用している暖房器具については、エアコンが全体の18.6%とトップを占めた。冬場のエアコンの使用に関して気になることについての質問には、全体の約7割が「空気の乾燥」と答えている。
ランニングコストの高そうな暖房器具についての質問は、エアコンと答えた人が全体の38%に達しトップだった。エアコンは省エネ化が進み、最新機種では12年前の製品と比べると、約40%の期間消費電力しかかからなくなっている。ところが調査の結果をみると、ほかの暖房器具に比べてランニングコストが高いというイメージはいまだ残っているようだ。
今後の省エネに対する意識に関しては、全体の98.8%の主婦が「現在と同様、あるいは今まで以上にこれからも省エネにこだわっていく」と答えている。「ウォームビズ」という言葉も全体の9割が知っており、主婦の省エネ意識の高さが、かいま見れる結果となった。
■URL
三菱電機株式会社
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
( 本誌:阿部 夏子 )
2007/11/15 15:34
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