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KA-G80DX
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東芝ホームテクノ株式会社は、ナノサイズよりも小さいイオンで除菌する「Picode(ピコデ)除菌」を搭載したハイブリッド式の加湿器「KA-G80DX」を、9月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23,000円前後。
フィルターに水を付着させ、そこに温風を当てて加湿するハイブリッド式(温風気化式)の加湿器で、新機能として、微細なイオンを発生する「Picode除菌」機能を追加した。これは、イオンを放出するピンに水を給水し、高電圧を与えることで、ナノメートル(1nm=0.000001mm)サイズの1/1,000となるピコメートル(pm)サイズの微細なイオンを発生するというもの。カーテンなど、布の奥までイオンが浸透するので、染み付いたニオイを脱臭し、また部屋に浮遊する菌を、4時間で99%抑制できるという。
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「Picode除菌」のイオン発生イメージと除菌性能
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水を吸着するフィルターには、円盤状の「抗菌ロータリー気化フィルター」を採用。フィルターを回転させながら加湿するため、フィルター全体が水を含んで、効率よく加湿できるという。また、水に溶けない性質を持った抗菌剤を採用しており、水洗いだけで4年間使えるという。
吸気口のフィルターには、イチョウ葉のエキスが含まれた「フラボノイドエアフィルター」を搭載。花粉やウイルス、雑菌のはたらきを抑えるという。タンクなど内部構造には、抗菌仕様を施すことで、水のぬめりや菌の繁殖を防いでいる。
運転モードは、加湿量を最大で運転する「連続」、温度・湿度の2つのセンサーで自動的に湿度をコントロールする「おまかせ」、通常よりも湿度を高めに設定して、のどや肌の乾燥を抑える「うるおい」、弱風の静音運転で湿度を調節する「おやすみ」の4つ。このほか、ヒーターを使わない「省エネ運転」モードも備えている。
1時間当たりの加湿能力は800mlで、広いリビングやダイニング向けの製品となる。なお、本体の奥行きは212mmだが、同社では「大容量800ml/hクラスの加湿器としては、業界最薄」している。
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フィルターなど内部構造のイメージ図
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奥行きは212mmで、クラス最薄を謳う
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本体サイズは、402×212×367mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.3kg。連続運転時の消費電力は390W。適応床面積の目安は、木造和室/プレハブ洋室で、それぞれ13.5/22畳まで。連続加湿時間は約5時間。2/4/8時間毎のオフタイマーを備える。本体カラーはシャンパンゴールド。
下位機種として、本製品から省エネ運転機能を省き、加湿能力が毎時600mlの「KA-G60DX」も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。本体カラーはホワイトとグリーン。
また、毎時350mlの加湿能力を持つスチームファン式の加湿器「KA-G35SX」も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。Picode除菌や抗菌気化フィルターなどは搭載されない。本体カラーは、ブルー、グレー、ピンク。
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KA-G60DX ホワイト
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KA-G60DX グリーン
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■URL
東芝ホームテクノ株式会社
http://www.toshiba.co.jp/tht/
ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/tcm/pressrelease/070830_j.htm
加湿器関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/air.htm
( 本誌:正藤 慶一 )
2007/08/31 00:01
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