グッドデザイン賞の一次審査を通過した作品を展示するデザインフェア「グッドデザイン・プレゼンテーション 2007」が、8月24日、東京ビックサイトで開幕した。会期は26日までの3日間で、入場料は1,000円。
本誌では、一次審査を通過した作品のうち、家電製品を中心に採りあげる。また、昨年のグッドデザイン大賞候補に選出された三洋電機とウィルコムによるコラボレーション作品などを紹介する。
初日の24日には、審査委員長を務める建築家の内藤廣氏をはじめ、デザイナーの奥山清行氏、デザインジャーナリスト・森山明子氏の審査副委員長2名も登場。内藤氏は本イベントを「年に一度のデザインのお祭り」としたうえで、参加者に対して「デザイナーたちは何を考えているか、一般の人たちはどんなものを欲しがっているかといった、時代の風を感じていただきたい」と語った。
また、奥山氏は、開催の意義について「自分たちがデザインに携わったものや、見たこともない製品が見られる唯一の場」とする一方、「審査員同士が集まって、作品の影にあるストーリーについて、議論を交わし合える貴重な場でもある」と、デザイナー側にも意義深い催しであることを語った。
今回は新しい試みとして、デザイナーなど70人の審査員が特に気に入った作品に、審査員自身の顔写真がプリントされた筒が添えられる。森山氏は「誰がどの製品を気に入っているか、興味のある人は注目して欲しい」と語った。
なお、今回展示されている約2,500点の作品の中から、一番優れたものに贈られる「グッドデザイン大賞」は、10月1日の大賞候補発表を経て、同25日の「グッドデザイン大賞選出・表彰式」にて決定される。
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審査委員長を務める建築家・内藤廣氏
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審査副委員長を務めるデザイナー・奥山清行氏
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同じく審査副委員長を務めるデザインジャーナリスト・森山明子氏
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場内のようす。会場内は作品のカテゴリー毎に色分けされている
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審査員が特に気に入った作品には、顔写真とコメント付きの筒が立てられている
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■URL
グッドデザイン賞 2007
http://www.g-mark.org/
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/08/25 01:52
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