|
ビックカメラJR京都駅店
|
ビックカメラは、8月23日のビックカメラJR京都駅店オープンを前に、同店の様子を報道関係者に公開した。
大阪・心斎橋の「なんば店」に次ぐ関西地区2店舗目となる同店は、1階から7階までの約8,000平方mの売り場面積を誇り、「品揃えは、当社の旗艦店である有楽町店とほぼ同等の70万アイテム。ビックカメラの集大成となる『都市型×駅前×大型』の代表店舗を目指す」(常務取締役営業本部長 塚本智明氏)としている。
JR京都駅30番線ホームに設置される新改札口と2階で直結。同社の店舗としては、初めて駅のホームから直接店舗に入店できる仕組みとした。
「150万人の人口を持つ京都は、当社としてもかねてから進出を模索していた大きなマーケット。しかも、駅前ではなく、ホームと直結した駅ナカの出店が、JR西日本の尽力を得て実現できた。ICOCAも使えることから、関西圏における利便性を高めることができる。2001年5月に出店した大阪のなんば店では、京都商圏のユーザーが少なく、新たに参入するという気持ちが強い。ポイントカードそのものの認知は高まっているが、京都におけるビックカメラの認知度はまだ低い。京都の方々に愛される店づくりをしたい」(塚本常務取締役)としている。
|
|
|
ここから店内に入ることができる
|
ビックカメラ店内に切符の自動販売機が設置されている
|
JR西日本の非接触型ICカード「ICOCA」での支払いも可能
|
|
ビックカメラJR京都駅店の川崎義勝店長
|
店長には、京都出身の川崎義勝氏が就任。「29歳と年齢は若いが、20代でJR京都駅店と同等規模を誇る渋谷東口店の店長を務めた経験がある。お客様の意見を反映し、地元の人に愛される店舗を目指すことを期待している」(塚本常務取締役)とした。
川崎店長は、「いままでの経験を生かしたい。店内にはカウンターを多く設置し、わかりやすく、丁寧に接客することを心がける。私自身、18歳まで京都で過ごした。その間、大きな量販店がないことを不便に感じていた。京都市内最大規模の品揃えの商品群に触って、体験してもらえる店舗を作り、その店長を務められることを光栄に思う」と会見で挨拶した。
初年度の売上計画は170~180億円。「平日で約3,000~4,000万円、土日で7,000~8,000万円の売上を見込む。当店の平均購入単価は約1万円。レジ通過者は平日で約3,000~4,000人となり、来店客はその約3倍の1万人程度になるだろう。今回は、改札口と直結していることから、どの程度の人が来店するかはわからない。ただ、なにも購入しなくてもいいので、通勤、通学の通路として利用していただき、そこで最新の製品を横目で見ていただいてもいいと思っている。その数を含めるとかなりの方が店内を訪れることになるだろう」(塚本常務取締役)とした。
塚本常務取締役は、改札口からの入店比率について明確な数字には触れなかったが、3割以上は、改札口からの直接入店を期待しているようだ。
「京都駅の利用者は1日65万人。そのうち半分以上がJRの利用者。雨の日の利便性が高まること、電車に乗って、すぐに持ち帰れるといったことも可能になる。河原町と京都駅前が、京都の二大商圏だが、今後、京都駅前の開発が進むことが予想され、発展が期待できる。また、京都駅から電車で30分圏内が商圏として見込まれ、大津や奈良なども新店舗の商圏になる」(塚本常務取締役)としている。
なお、駐車場および駐輪場は、近隣の提携駐車場を利用できるようにしている。
同店で勤務する社員数は180人。そのうち100人を京都出身者が占める構成とし、地域密着度を高める。
オープンは、8月23日午前10時の予定。新改札口からの入店は、正午からとなる。
「初日は特価品も用意しており、場合によっては整理券の配布も考えている。初日だけで5万人の来店を見込んでいる」(川崎店長)とした。
|
|
ビックカメラJR京都駅店のフロア構成
|
京都中央郵便局前では、ビックポイントカード新規申し込みキャンペーンを実施中。すでに約2万人の会員登録があったという
|
|
|
開店記念セールを知らせるチラシ。開店から9日間は、ポイントを通常よりも数パーセント多く加算するキャンペーンを開催する
|
チラシの裏側にもセール品が多数掲載されている
|
● 1階・2階
|
|
1階は携帯電話およびPHSのコーナー。DPE(写真工房)やセルフプリントサービスも設置している
|
2階は、薄型テレビ、DVDレコーダー、ビデオカメラが中心。こののほか、ブロードバンドカウンターや酒の販売コーナーもある
|
|
|
店内の各所で「ビック感動劇場」を展開。2階では、「後悔しないテレビの大きさな選び」を説明。展示だけではわからないことを説明してくれる
|
デジタル放送相談カウンター。こうしたカウンターが多いのもJR京都駅店の特徴
|
● 3階
|
|
3階にはデジタルカメラやオーディオコーナーを設置。カメラ相談カウンターも用意した
|
iPodコーナーも充実。関連グッズも多数あり、学生が多い京都ならではの展示という
|
|
|
デジタル一眼レフコーナーは、メーカー別展示としている
|
外国人の来店客にもおみやげ用のグッズを展示販売
|
● 4階
|
|
4階はパソコン売り場。周辺機器やPCサプライ、プリンタ、書籍なども展示
|
ブロードバンドカウンターやパソコン相談カウンターを設置。今後、ソフマップ買取センターも設置予定
|
|
|
Vistaパワーアップを題材としたコーナー。提案型の展示にも力を注ぐ
|
DOS/V相談カウンター。各種パーツ類の展示にも力を入れている
|
● 5階
|
|
|
5階は健康家電や美容・エステ家電、時計などの売り場。メンズエステの体験コーナーもある
|
照明器具の展示も充実している
|
ゴルフ用品売り場ではゴルフ試打室も用意
|
● 6階
|
|
|
6階は白物家電売り場。エアコン、冷蔵庫、洗濯機などを展示する
|
話題の調理器を使って実演する「キッチンスタジアム」もある
|
IHクッキングヒーターも専門コーナーを設置している
|
|
|
|
エアコンの品揃えも充実
|
10年前のエアコンと比較して、省エネの進化を訴える
|
エアコン専用のブースでは、実際の冷房を体験できる
|
|
|
冷蔵庫の品揃えは京都最大規模といえる
|
冷蔵庫の消費電力を表示する省エネ冷蔵庫体感コーナー
|
|
|
実際の音やスピード、仕上がり具合を体感できる洗濯機実演コーナー
|
洗濯機の売り場でも「ビック感動劇場」を展開
|
|
|
|
掃除機コーナー。売り場のすべての製品を試すことができるという
|
壁面にはメーカー別の製品展示も行なわれている。写真はナショナル(松下電器産業)の展示
|
「オール電化(エコキュート、太陽光発電)コーナー」も解説。太陽電池モジュールも展示している
|
|
|
まとめ買いカウンターも開設。専門知識を持ったアドバイザーが相談にのってくれる
|
ホームセキュリティの専門コーナーもある
|
● 7階
|
|
|
最上階となる7階では、ゲーム、CD/DVDソフト、玩具を販売している
|
玩具コーナーも充実している
|
最新ゲーム機による試遊台も用意している
|
※記事中の価格やポイント還元率は、当日の取材時点のものであり、これらの価格およびポイント還元率で販売されることを保証するものではありません。
■URL
ビックカメラ
http://www.biccamera.com/
ニュースリリース
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/store_open/kyoto_okayama/index.html
■ 関連記事
・ ビックカメラ、JR京都駅店を23日にオープン(2007/08/09)
( 大河原 克行 )
2007/08/22 00:01
- ページの先頭へ-
|