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MC-R7000JX メタリックレッド
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ナショナル(松下電器産業株式会社)は、10年間、フィルターの手入れが不要なサイクロン式掃除機「MC-R7000JX」を6月25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、85,000円前後。
サイクロン式の掃除機は、本体内で気流を発生させ、ゴミと空気を分離する仕組みを採っているが、気流だけでは分離しきれなかった細かいチリをフィルターで集塵している。その構造上、一定期間ごとにフィルターの手入れをしなければならないのが弱点とされていた。
MC-R7000JXでは、集塵フィルターをモーターで動かし、微細なチリを落とす機能を搭載したのが特徴。電源スイッチをOFFにすると、本体上部のモーターが稼働。モーターと連動して、下方向に動く部品がダストボックス内のゴミを圧縮し、空気の通り道を拡げて吸引力をキープする。
同時に、ダストボックス出口付近にあるネットフィルターを振動させ、フィルターのチリを取り除く仕組み。この機構を同社では「ダブルパワーキープギア」と呼んでいる。
さらに、「逃がさんフィルター自動掃除機構」も備える。「逃がさんフィルター」は、ネットフィルターに次ぐ2段階目のフィルター。このフィルターには「チリ落としレバー」と呼ばれるツメのような部品が取り付けられており、コンセント差し込み時と掃除終了後に、本体後部のモーターがこのツメを動かし、フィルターのチリを落とすようになっている。
この2つの機構により、同社では約10年間、フィルターのお手入れが不要になるとしている。
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フィルター自動除塵機能のしくみ
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ヘッドには紙パック式掃除機「MC-P7000JX」にも採用された、「ダブルドライブノズル」を搭載。2本のブラシで床のゴミを掻き上げることにより、1回の掃除で往復分の集塵が可能という。
ホースを通ったチリを赤外線センサーで検知し、ヘッドを当てている場所の汚れ具合をランプで表示する「ハウスダスト発見センサー」にも対応。0.5μm(1μm=0.001mm)までのゴミの有無を判別できる。
また、ノズルにはマイナスイオン放出機能が付いており、ヘッド付近をマイナス帯電させることで、プラス帯電したホコリを吸い寄せ、拭き掃除に近い仕上がりが得られるとしている。
このほか、本体後部に「メガアクティブイオン」を放出する機能も備えている。ホコリやニオイの元となる分子にイオンが結びつき、掃除した空間の空気をきれいにする仕組み。
本体サイズは262×382×229mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.7kg。カラーバリエーションはメタリックレッド、メタリックシルバーの2色が用意される。吸込仕事率は570Wで同社では「サイクロン式業界最強」としている。
また、MC-R7000JXから、メガアクティブイオン放出機能や、ダブルパワーキープギアを省いた下位機種「MC-R7000J」も同時に発売する。店頭予想価格は70,000円前後。カラーバリエーションはメタリックグリーン、メタリックオレンジの2色。
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MC-R7000JX メタリックシルバー
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MC-R7000J メタリックオレンジ
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MC-R7000J メタリックグリーン
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なお、MC-R7000JXについては、松下グループのショッピングサイト「パナセンス」において、23日17時よりモニター販売の受付が開始される。決められた範囲の金額の中で、上位入札した100名が購入権を得るオークション方式で販売される。入札締め切りは6月6日の13時。
■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
パナセンス
http://www.sense.panasonic.co.jp/
パナセンス モニター販売ページ
http://www.sense.panasonic.co.jp/PanaSense/WP04/WP0402.jsp?auc_key=Auction_PRD19
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( 本誌:伊藤 大地 )
2007/05/23 16:52
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