家電量販店のヤマダ電機(株式会社ヤマダ電機)は、2006年度(2006年4月~2007年3月)の決算を発表した。売上高が前年度比12.4%増の1兆4,436億円、営業利益が同12.5%増の555億5,100万円、経常利益が同14.6%増の717億4,700万円、純利益が同17.3%増の434億2,000万円だった。
過去最高の売上となったことについて発表資料では、薄型テレビ、ゲーム機、携帯電話の好調を要因に挙げている。
生活家電分野の売上高は全売上の約2割となる、約2,800億円。内訳は、冷蔵庫が793億2,900万円で、全売上高に対する構成比が5.5%、洗濯機が629億1,200万円で同4.4%、調理家電が555億700万円で同3.8%、エアコンが663億6,600万円で同4.6%、「その他の冷暖房器具」が250億8,700万円で同1.7%だった。
今後の事業計画については、長期目標として「シェア3割、売上高3兆円」、中期目標として「シェア2割、売上高2兆円」を掲げている。その具体策として店舗戦略の中心に据えるのが都市型店舗で、同社では2007年夏、東京・池袋に「LABI池袋店」をオープンするほか、その後、東京・渋谷、群馬・高崎へ出店を予定。こうした都市型店舗について、「LABI I なんば店・LABI SENDAIにて都市型店舗のノウハウを構築中」としている。
2007年度について、生活家電分野は「高性能冷蔵庫、洗濯乾燥機は引き続き順調」と予測。連結業績では、売上高1兆6,980億円、営業利益718億円、経常利益866億円、純利益494億2,000万円を見込んでいる。
■URL
株式会社ヤマダ電機
http://www.yamada-denki.jp/
決算資料(PDF)
http://www.yamada-denki.jp/ir/pdf/kessan/2007/070515_2.pdf
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/05/15 17:09
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