東京ガス株式会社は、同社が販売したシステムキッチン用のガスコンロにおいて、本体の点火スイッチが破損し、点火/消火の切り替えができなくなる不具合があると発表した。対象ユーザーには、無償で点検ならびに部品交換を行なうとしている。
対象となるコンロは、株式会社ハーマンプロが製造し、東京ガスが2001年9月から2006年5月までに販売した計42,039台。点火と消火を切り替えるスイッチの支点軸の強度が不足しており、繰り返し使用した場合、支点軸が割れ、点火不良および消火ができなくなる不具合があるという。ユーザーからは、消火できないという事例がこれまで5件報告されているが、火災などの事故は発生していないという。
同社ではユーザーに対して、使用する際には、点火スイッチの中央部をゆっくりと止まるまで押すよう、注意を促している。また、スイッチがガタついたり押したまま戻らなかったり、押しても点火しないなどの不具合が発生している場合は、使用を控えたうえで、同社のフリーダイヤルまで連絡するよう呼びかけている。さらに、設置先が特定できるユーザーに対しては、ダイレクトメールで通知する。
なお、同タイプの製品を販売している大阪ガス株式会社でも、同じ不具合があると発表しており、同様の対応を行なう。対象となる台数は38,927台。
対象製品の型番は、各社のホームページにて公開されている。
■ お問い合わせ先
東京ガス:0120-408-604
大阪ガス:0120-0-94817
■URL
東京ガス株式会社
http://www.tokyo-gas.co.jp/
ニュースリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20070508-01.html
大阪ガス株式会社
http://www.osakagas.co.jp/
ニュースリリース
http://www.osakagas.co.jp/Press/pre07/070508.htm
株式会社ハーマン
http://www.harman.co.jp/
( 本誌:正藤 慶一 )
2007/05/08 17:37
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