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ハイパワー風呂ポット TSE-22-T(HI)
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経済産業省は7日、投げ込み湯沸器「ハイパワー風呂ポット TSE-22-T(HI)」において、火災事故がこれまでに8件起こったことを明らかにした。販売元の株式会社津田商事は8日付けの新聞で社告を行なう。使用者から回収後、対策を施した製品を返送する。
同製品は津田商事が輸入し、ディノスや大丸など4社の通信販売業者から2004年11月から2006年2月までに販売されたもの。追い炊き機能がない浴槽を温めるために使う器具で、使用後、スイッチを切らずに放置したごとが原因により、3月18日までに7件火災事故が発生。さらに、浴槽より取り出す際に電源コードを引っ張ったことが原因と見られる焼損事故も起こった。
これらの事故の原因について経産省は「電源コードの取り付け不良」「水感スイッチやサーモスタットの不具合」など複数の要因を挙げている。
津田商事では2006年9月の段階で経産省の指導を受け、対象台数10,468台のうち7,700台分について、自動電源遮断装置の部品を配布し、ユーザー自らが改修できるよう対処したが、配布先でも事故が発生。同社が回収し自動電源遮断装置を取り付けることとした。対象ユーザーには、使用の中止およびコールセンターへの連絡を求めている。
これまで起こった8件の事故の中では、東京都のマンションの室内45平方mを焼損する事故など被害の大きいものもあった。
■ お問い合わせ先
株式会社津田商事
Tel.0120-69-3280
■URL
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/20070507004/20070507004.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/05/08 00:13
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