家電量販店チェーンのベスト電器は、埼玉県の狭山店、深谷店の2店舗で回収したリサイクル品について「不適切な処理」が行なわれていたと発表した。対象となる消費者にはリサイクル費用を返金する方針。
この2店舗は同社がフランチャイズ契約を結んでいる株式会社ゲオグローバルが運営。2店舗が回収した「相当数」の家電製品の行方がわからなくなっているという。監督省庁となる経済産業省、環境省の指摘により明らかになった。
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)はテレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機の4品目においてリサイクルを義務化する法律。小売店が消費者から所定のリサイクル料金を受け取り、使い終わった機器を回収、メーカーへ搬送。メーカーが再資源化を行なうことが定められている。
今回の問題では、狭山店、深谷店で回収された機器がメーカーへ搬送されておらず、不正に転売された可能性がある。
3月にはヤマダ電機で回収したリサイクル品が、請負業者によって横領されていたことが明らかになっている。
■URL
ベスト電器(株式会社ベスト電器)
http://www.bestdenki.ne.jp/
不適切な処理について
http://www.bestdenki.ne.jp/view.php?pageId=1476
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・ ヤマダ電機の請負業者がリサイクル料金を横領(2007/03/30)
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/05/07 13:45
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