シャープ株式会社は25日、2006年度(2006年4月~2007年3月)の決算を発表。売上高は前年度比11.8%増の3兆1,277億円、営業利益が同13.9%増の1,865億円、経常利益が同13.1%増の1,705億円、純利益が同14.7%増の1,017億円の好決算となった。
同社の軸となる液晶テレビ、携帯電話などの「AV・通信機器」事業が前年度比26%増となる1兆3,811億円と全売上の4割以上を占め、牽引した。冷蔵庫や電子レンジなど生活家電分野が含まれる「電化機器」の売上は、同6.4%増の2,390億円。
生活家電分野でもっとも伸長したのは同17.2%増の576億円を売り上げた冷蔵庫。このほかエアコン(1.7%増)、電子レンジ(5.8%増)も前年を上回っており、生活家電事業単体でも好調だったと言える。
同社ではこの要因について「独自技術を活かした特徴商品が堅調な伸びを示」したとしており、保温機能のついた冷蔵庫「愛情ホット庫」や、“水で焼く”機能が特徴のオーブンレンジ「ヘルシオ」などが売上に貢献したと見られる。
■URL
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
決算資料
http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/report/index.html
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( 本誌:伊藤 大地 )
2007/04/25 21:22
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