三洋電機株式会社は、子会社の鳥取三洋電機株式会社製のガスストーブを使用した家庭において、死亡事故が発生したことを公表した。対象製品のユーザーに対し、ホームページ上で使用上の注意を促している。
2月10日、兵庫県神戸市東灘区の民家で、一酸化炭素中毒が原因と見られる死亡事故が発生、2名が死亡した。現場では、同社製のガスストーブが使用された形跡があり、また室内の窓は全閉で、換気扇も停止していたという。原因については調査中で、機種の不具合によるものかどうかは現在のところ明らかにされていない。
対象機種は、同社が'69年に製造した金網式のガスストーブ「GH-3100G」型。販売は大阪ガス株式会社が行なっており、「43-285」という型番で販売されていた。なお、不完全燃焼を感知するセンサーは搭載されていない。
三洋は、12日より専用のフリーダイヤルを開設。今後は販売実績など、事実関係の把握に努めるとし、また新聞紙上でユーザーに対して注意喚起の告知を行なうとしている。
また同社では、ガスストーブの使用上の注意点として、30分に1回、1分程度換気を行なうことを挙げている。また、ストーブのバーナー部分の傷み・ほこりによる目詰まりが一酸化炭素を発生させ、危険な状態にするとしている。そのほか「使用中にいやなにおいがする」「燃焼部分が変形している」「炎があふれている」「ススが付着している」などの場合には、使用を中止するよう呼びかけている。
■ お問い合わせ先
三洋電機 お客様センター
0120-34-3958
■URL
三洋電機株式会社
http://www.sanyo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0702news-j/0211-1.html
鳥取三洋電機株式会社
http://www.torisan.co.jp/
( 本誌:正藤 慶一 )
2007/02/13 13:26
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