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TK8051
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ナショナル(松下電器産業株式会社)は、節水能力を向上させたアルカリイオン整水器「TK8051」を、3月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は70,000円前後。
アルカリイオン整水器とは、水道水を浄水し、電気分解することで、胃腸のはたらきに効果があるとされるアルカリイオン水を作り出す装置。電気分解を行なう際には、排水として酸性水が生じるが、本製品ではこの酸性水の発生を抑制するため、電解槽の制御機構を、従来製品の1カ所から2カ所へと増加させた。従来機種「TK8050」では、アルカリイオン水と排水量の比率が「4:1」だったが、本製品では「16:1」になっており、生成効率が大きく向上した。同社では従来機種に比べ、1日に4700cc、年間1.7トン、お風呂8.5杯分の節水が可能になるとし、この電解槽を「エコ電解槽」と命名している。
また浄水用のカートリッジには、従来よりも有機物の吸着性能を向上させたセラミック入りの活性炭を採用。内部構造を改善するなど、浄水性能を高めている。さらに、活性炭の充填率を高めたことで、除去できる物質の種類を増やした。従来機種では「残量塩素」「カビ臭」など5物質だったのが、「農薬」や「クロロホルム」など8物質が追加され、合計13物質となった。
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使用イメージ
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このほか、蛇口に操作盤を搭載することで、離れた場所に本体を置いても操作ができる「蛇口リモコン」機能を搭載。また、水の種類や、本体の異常を声で知らせる「音声ガイド」機能も備えている。
本体サイズは、200×115×315mm(幅×奥行×高さ)。使用時の消費電力は約240Wで、待機時は0.4W。カートリッジの寿命は、1日30L使用で約1年程度。
本機と同機能を備え、専用のスタンドからアルカリイオン水を出す「TK8251」、本体からイオン水を吐水する「TK7507」も同時に販売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「TK8251」が80,000円前後、「TK7507」が70,000円前後。
そのほかに、アルカリ性か酸性を判定するpH値などが表示でき、排水比率が「8:1」のアルカリ整水器「還元工房 TK7815/TK7715」も販売される。ともに価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「TK7815」が150,000円前後、「TK7715」が110,000円前後。
松下グループのショッピングサイト「パナセンス」では、「TK8051」「TK7507」「TK7815」「TK7715」のモニター販売が6日17時より行なわれる。販売台数は、「TK8051」「TK7507」が各30台、「TK7815」「TK7715」が各10台。あらかじめ決められた範囲の価格で入札し、高額入札した順に購入できるオークション方式となっている。入札締め切りは2月20日の13時まで。
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TK8251
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TK7507
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浄水カートリッジの仕組み
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■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
アルカリイオン整水器協議会
http://www.3aaa.gr.jp/
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/02/06 16:27
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