日立アプライアンス株式会社は、同社が'88年にリコールを行なっている石油ファンヒーター「OVF-320BX」について、再度ユーザーに対して、点検・修理を呼びかける内容の発表を行なった。
対象となるのは、同社が'85年に製造した石油ファンヒーター「OVF-320BX」。大きく傾けて運んだり、横倒しにして保管したりすると、給油タンク下の受け皿に残った灯油が保温材に染みこみ、異臭が発生するほか、まれに発煙、発火のおそれがあるという。
昨今、ガス関連機器の事故が相次いでいることから、社団法人日本ガス石油機器工業会が、不具合のある製品についての呼びかけを強化するよう、メーカーに要請していた。今回の発表もその方針に即したもので、「OVF-320BX」に関して、人身事故が起こったり、改修率が悪いといった事実はないという。同社によると「未改修のものは限りなくゼロに近いと聞いている」としており、対象台数はごく少数とみられる。
対策済み品には、本体左側面の下部に日立のロゴと共に「点検済」のシールが添付されている。
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該当製品の見分け方
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■URL
日立アプライアンス株式会社
http://www.hitachi-ap.co.jp/
「OVF-320BX」ご愛用のお客様へお詫びと再度点検修理のお願い
http://kadenfan.hitachi.co.jp/ovf-320bx/index.html
社団法人日本ガス石油機器工業会
http://www.jgka.or.jp/
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/01/30 17:28
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