財団法人日本電機工業会(JEMA)は、2006年11月の家電製品の出荷額統計を発表した。出荷額合計は前年同月比4.8%増の1,794億2,100万円だった。
この統計は経済産業省によるもので、エアコンや洗濯機、掃除機、冷蔵庫、炊飯器、IHクッキングヒーター、CO2給湯器など約20品目の家庭用機器のジャンルに関して、統計値をJEMAがまとめ、公開している。
分野別に見ると、エアコンが625億6,400万円で前年同月比11.7%増と、市場全体を牽引した。このほか、洗濯機は179億3,800万円で同8.3%増、電子レンジが76億4,800万円で同12.7%増、空気清浄機が30億9,900万円で、同33.7%増だった。
一方、冷蔵庫は出荷台数こそ前年をわずかに上回ったものの、金額ベースでは214億円で同2.3%減だった。掃除機は、2005年のサイクロンブームが過ぎた影響を受け、79億4,300万円で同7.1%減と大幅な落ち込みだった。
オール電化関連では、IHクッキングヒーターは73億1,000万円で同8.8%増と堅調な一方、競争が激化しているエコキュート(CO2冷媒給湯器)は31億9,000万円で同0.7%減だった。
■URL
社団法人日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
出荷統計実績について
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/ka02.htm
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( 本誌:伊藤 大地 )
2007/01/17 12:50
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