三洋電機株式会社は、同社の販売部門と、三洋コンシューママーケティングなど販売子会社3社を統合し、「三洋電機販売株式会社(仮称)」を設立すると発表した。設立日は2007年4月1日。所在地は東京を予定しており、従業員数は約1,800名。資本金は1億円で、三洋電機が100%出資する。
今回の販売会社の設立は、販売チャネルや製品ジャンルごと、グループ内に分散していた営業・マーケティング部門を、1つの会社に統合することで合理化を図るのが狙い。同社によれば、「販売チャネル、ノウハウの共有が目的。営業機能を統合すれば、家電製品と住設製品の組み合わせ販売なども可能になる」としている。新会社は、民生用、業務用などを問わず、国内の販売・営業業務をすべて請け負う販売会社となる。
新会社の母体となるのは、これまで業務用機器・ソリューションの販売を行なっていた三洋コマーシャル販売株式会社。ここに、三洋電機本体の量販店営業部門と住設営業部門、新規事業開拓部門、商品企画部門が統合される。また、コンシューマ向け製品の営業を行なっていた三洋コンシューママーケティングの営業部門、住宅設備などを手がける三洋電機システムソリューションズからも、営業・マーケティング部門が新会社に加わる。
販売会社設立に伴い、アフターサービスを提供する部門の統合も行なわれる。三洋コンシューママーケティングにあったコンシューマ向けのサービス部門は、法人向けアフターサービスを提供する三洋コマーシャルサービス株式会社に統合。「三洋電機サービス株式会社」として、2007年4月1日に設立される。資本金は75億円。三洋電機が100%を出資する。
■URL
三洋電機株式会社
http://www.sanyo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0612news-j/1226-1.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2006/12/26 19:07
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