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LCR-3
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株式会社トヨトミは、同社サイトのトップページを、同社が製造した石油ファンヒーター「LCR-3」など5機種のユーザーに使用を中止し、同社サービス課へ連絡を促すものに変更した。対象製品は係員が各家庭を訪問し、製品を回収したうえで、同社の現行製品と交換する。
回収の対象となるのは、同社が'82年~'84年に製造した「LCR-3」「LCR-3-1」「LS-3」「LS-3-1」「LS-6」。同5製品は、一酸化炭素(CO)中毒を防止する不完全燃焼防止装置がついておらず、換気不足やフィルターの目詰まりなどで、最悪の場合、死亡事故に至る可能性があるという。このうち「LCR-3」では、死亡事故が実際に数件起きており、同社では'86年より製品の自主交換を行なっていたが、全製品の回収には至っていない。
今回の呼びかけは、北海道苫小牧市のアパートにて14日、男女7人が一酸化炭素中毒死した事故において、同社の石油ファンヒーター「LCR-3」を事故原因とする一部報道を受けたもの。
同社では、「警察の捜査が完了していない」として、事故と製品の直接的な関係にはコメントしなかった。今後の対応については「検討中だが、回収に向けて社告の準備を行なっている」という。
■ お問い合わせ先
株式会社トヨトミ サービス課
052-822-1144
■URL
株式会社トヨトミ
http://www.toyotomi.jp/
製品の自主交換について
http://www.toyotomi.jp/kaisyuu.html
( 本誌:正藤 慶一 )
2006/12/18 13:54
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