インターニックス株式会社は、白色に発光するLED「OPLL-50W20」の販売を開始した。法人向けの製品で、主に電飾看板や照明・電飾などの光源に使用される。
従来の白色LEDは、青色LEDから発する光を、蛍光体に通すことで、青から白へと変換していた。蛍光体はLEDよりも寿命が短く、発光体の寿命がそのままLEDの寿命へとつながってしまう問題点があった。
OPLL-50W20は、青と緑の2つの波長を同時に発光させることで、白色を発するLED。発光体を使用しないため、従来製品で10,000~30,000時間程度だった寿命が、本製品は60,000時間程度になるという。そのほか、色や輝度にばらつきが少なく、製造工程も簡素になり生産性が高くなるというメリットもある。
また、3種類の色が選択できるクリアカラーLED「OPLL-50xx」も販売される。カラーはアクアブルー・シャンパンゴールド・ライムグリーンの3種類。
同社はこの2製品により、当面は看板などの広告媒体照明、室内照明、各種LCDバックライト光源向けに拡充を行なうとし、また今後は3φランプ、基板に装着するSMDタイプ、特殊光源など、ラインナップを拡充させる見通しとしている。
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左から、白色LED「OPLL-50W20」、クリアカラーLED「OPLL-50xx」のアクアブルー、シャンパンゴールド、ライムグリーン
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■URL
インターニックス株式会社
http://www.internix.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.internix.co.jp/ir/pdf/newsrelease/20061214.pdf
( 本誌:正藤 慶一 )
2006/12/14 17:55
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