ギガスケーズデンキは、4日、東北地方を中心に家電量販店を運営する「デンコードー」を、株式交換により完全子会社化すると発表した。2007年2月に、両者の臨時株主総会で承認を得たのち、2007年4月1日に株式交換を行なう。
ギガスケーズデンキは、これまでもデンコードーに対して出資を行なっており、株式の3.7%を保有していた。今回、株式交換により完全子会社化し、まだ同社の店舗が少ない東北地方において競争力を強化することが狙い。株式の交換比率はギガスケーズデンキ1に対して、デンコードーが0.35。
ギガスケーズデンキは茨城県水戸市を拠点に、全国で241店舗を展開。2006年3月期で売上規模約4,000億円の家電量販店チェーン。一方、デンコードーは東北地方を中心とした北海道、東京、神奈川の114店舗で、約1,186億円(2006年3月期)を売り上げた。
ギガスケーズデンキは今後、持ち株会社制へと移行する予定だが、今回のデンコードーの子会社化により、当面の間、グループ名称を「ケーズ・デンコードーグループ」にするとしている。
また、発表資料には「その他については、両者とも従来の通りです」との記述も見られ、デンコードーの店舗名やロゴなどはそのまま引き継がれる見込み。
■URL
ギガスケーズデンキ株式会社
http://www.ksdenki.com/
株式会社デンコードー
http://www.denkodo.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.denkodo.co.jp/news/2006/20061204.pdf
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( 本誌:伊藤 大地 )
2006/12/04 18:02
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