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ナショナル、ほぐして揉む機能を追求したマッサージチェア |
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「リアルプロ」シリーズは、プロのマッサージ師の技を分析し、それを再現することを開発コンセプトとした同社のマッサージチェアのフラッグシップモデル。今回発表された3機種では、揉み技術に関する新機構を新たに取り入れたのが最大の特徴。 同社によれば、従来のマッサージチェアでは、直径約30mmの範囲で、コリ周辺を揉みほぐしていたという。そのため、ユーザーのアンケートでは「ポイントに当たらない」「細かく速い動きがない」といった意見が寄せられていた。 一方、マッサージ師の施術には、指の腹を使って筋肉を押しながら揺らし、コリを揉みほぐす「揉捏(じゅうねつ)」という施術が多用されるが、こうした動きは従来のマッサージ機にはなかったという。同社は、このことが、「ポイントに当たらない」といった不満につながったと考え、この機能を取り入れた。揉む範囲を従来の約30mmから約10mmへ変更したほか、揉み玉が1回転するのに3秒間かかっていたものを1秒に短縮。揉み玉の形状を人間の指の幅に合わせて設計するなどした結果、コリをピンポイントに素早くほぐす「揉捏」を再現したという。 揉捏機能の再現のため、同社は新開発のモーターを採用。これまで、モーターの1回転を12分割して制御していたが、これを24分割にまで細分化。より細かい制御を行なうことで、10mmの揉み直径を実現したという。ユーザーが気持ちいいと感じたときにボタンを押すと、その部分を中心的に施術する「そこもっと」「そこ揉捏」といった機能も備える。
また、肩コリの原因になる肩甲骨付近の筋肉を和らげるユニットを新たに搭載した。肩甲骨を挟み込むように刺激して、コリを解消するという。 足を載せる台も、足首からしたとそれより上の2つのユニットに分割。足を伸ばす角度や、足裏の刺激の有無など、ユーザーの好みによって、さまざまな形状に変化する仕組みを採用した。 このほか、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、リモコンのボタンを約3割削減。標準状態では、自動設定モードを中心としたわかりやすいボタンがユーザーの目に付く位置に配置。細かいカスタマイズをする場合は、ボタンカバーを開けると、細かい機能設定を行なうボタンが現れるようなデザインにした。 なお、最上位機種のEP30002のみ、「指圧」や「揉み」、「さする」、「ストレッチ」など、マッサージのモードを切り替えられる機能を備えている。 また、従来機で動作時190W、待機時0.8Wだった消費電力も、EP30002では、それぞれ115W、0.3Wに削減されている。 EP30002の本体サイズは84×127×120cm(幅×奥行き×高さ)、フルリクライニング時の奥行きは195cm。重量は約78kg。 なお、松下グループの直販サイト「パナセンス」にて、11月30日より、EP30002の限定モニター販売が実施される。指定された入札価格の範囲内で、高額入札者上位30人に販売するオークション方式で行なわれる予定。
■URL ナショナル(松下電器産業株式会社) http://national.jp/ ニュースリリース http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn061130-7/jn061130-7.html 製品情報 http://national.jp/product/beauty_health/massage_chair/ ■ 関連記事 ・ ナショナル「リアルプロフィット EP3010」レビュー（2006/11/29）
（ 本誌：伊藤 大地 ）
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