株式会社東芝、株式会社日立製作所、富士通株式会社、松下電器産業株式会社、三菱電機株式会社の電機メーカー5社は、電気製品の製造・使用における環境効率の指標となる「ファクターX」について、標準化ガイドラインを制定したと発表した。
今回対象となるのは、エアコン、冷蔵庫、電球、蛍光灯などを含む照明器具の3製品。「ファクターX」とは、「環境効率」という考え方のもと、電機製品のライフサイクル全般において、生産するために投入した環境資源に対して、どれだけの機能があるかなどを数値化したもの。各メーカーごとバラバラだった測定基準を統一するのがガイドラインの狙いとなる。環境効率の度合いを数値で表すことで、各メーカーがどの程度、環境効率に力を入れているかがわかるようになるという。
ガイドラインでは、10年間使用した場合に排出される温室効果ガスの量、機器が持つ基本性能、標準的な使用期間などの情報から、数値化することが定められている。2000年度に発売された各メーカーの製品がガイドラインの基準になっており、同一メーカー内での買い換えの際の目安となるという。
今後、5社はPCや携帯電話についてもガイドラインの範囲を拡大する。また、社団法人産業環境管理協会と協力し、5社以外のメーカーにもガイドラインの普及を呼びかける予定。
■URL
ニュースリリース(東芝)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2006_11/pr_j2701.htm
ニュースリリース(富士通)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2006/11/27.html
ニュースリリース(日立製作所)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/11/1127.html
ニュースリリース(松下電器産業)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn061127-1/jn061127-1.html
ニュースリリース(三菱電機、PDF)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2006/1127.pdf
関連情報
■URL
ファクターXについて(松下電器産業)
http://panasonic.co.jp/eco/factor_x/
( 本誌:伊藤 大地 )
2006/11/27 18:46
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