株式会社ベスト電器は10日、株式会社さくらやの第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化すると発表した。引き渡し期日は12月1日。さくらやの代表取締役社長には、ベスト電器代表取締役専務の深澤政和氏が就任する予定。
ベスト電器は、増資により新たに発行される1,134万7,000株を、24億9,634万円で取得。さくらやの発行済み株式の40%を所有し、子会社化する。ベスト電器は九州を地盤に、国内で約580店舗、海外で31店舗を展開。一方、さくらやは渋谷、新宿、大宮など首都圏のターミナル駅を中心に17店舗を持っており、ベスト電器は、さくらやを傘下に置くことで、首都圏での店舗拡大や購買力の向上を図る。
昭和21年創業のさくらやは、2000年以降、店舗拡大や販売価格下落により赤字が拡大。2004年に投資ファンドのフェニックス・キャピタル株式会社による資金注入が行なわれ、100%子会社となって経営再建に取り組んでいたが、2005年度、2006年度と連続で純損失を計上していた。
■URL
株式会社ベスト電器
http://www.bestdenki.ne.jp/
ニュースリリース
http://www.bestdenki.ne.jp/view.php?pageId=1324
株式会社さくらや
http://www.sakuraya.co.jp/
フェニックス・キャピタル株式会社
http://www.phoenixcapital.co.jp/
関連情報
■URL
【2005年8月18日】さくらや、産業再生法の対象に認定(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0818/sakuraya.htm
( 本誌:伊藤 大地 )
2006/11/10 19:36
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