三洋の充電池「エネループ」がグッドデザイン大賞候補に選出

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三洋の充電池「エネループ」がグッドデザイン大賞候補に選出

2006年度グッドデザイン賞のロゴマーク

　財団法人日本産業デザイン振興会は10月2日、2006年度のグッドデザイン賞「ベスト15」に、三洋電気株式会社の充電式ニッケル水素電池「エネループ」など15点を選出した。

　エネループは、これまでの充電池が持っていた自己放電特性を抑制。購入後、充電せずにすぐ使用できるのが特徴。約1,000回の繰り返し使用が可能で、継ぎ足し充電をしてもエネルギー蓄積効率が落ちない特性を持っている。また、従来の充電池とはまったく異なったクリーンでシンプルなパッケージデザインでも注目された。

　グッドデザイン賞審査副委員長の赤池学氏は、選考理由について「エネループの真骨頂は本格的な“乾電池型充電池”という新方式を、新技術、新採用により形にした、その新領域デザイン性にある」と評価した。

充電式ニッケル水素電池「エネループ」

　10月25日に行なわれる大賞選出・表彰式に、今回選出された15点が展示される。各デザイナーがプレゼンテーションを行ない、受賞者、審査委員の投票によって「グッドデザイン大賞」を選出する。

　2006年度は全体で574社、2,918件の応募があり、うち1,034件を「グッドデザイン賞」として選出。生活家電では、三菱電機のオーブンレンジ「RO-DG1」、日立アプライアンスの洗濯乾燥機「BW-D9GV」、東芝コンシューママーケティングの「BHP-M47CS」、象印の空気清浄機「PA-WA08」などが受賞している。

■URL
　三洋電機
　 http://www.sanyo.co.jp/
　製品情報
　 http://www.sanyo.co.jp/eneloop/
　グッドデザイン賞
　 http://www.g-mark.org/
　財団法人日本産業デザイン振興会
　 http://www.jidpo.or.jp/

（本誌：正藤慶一）
2006/10/02 19:22

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