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CV-PK500
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日立アプライアンス株式会社は、0.3μm(1μmは1mmの1/1,000)のチリもキャッチできる紙パック式掃除機「きれい宣言 CV-PK500」を、11月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、80,000円前後の見込み。
「CV-PK500」は、同社の紙パック式掃除機としてフラッグシップとなるモデル。「アレルギーの防止には0.3~0.5μmの細かいホコリが取れることが重要」というアレルギー専門医の見解に注目。従来機種ではキャッチできなかった、細菌やウイルス、粉砕したダニの死骸など微小なアレル物質を捕塵できるよう、駆動部、フィルター性能の向上を図った。
半導体製造工場などで利用されるクリーンルームの製造技術を応用。駆動部となるファンモーターをケースで覆う構造にし、チリを逃さないような設計にした。さらに、排気にアレル物質が混じらないよう、排気部にプラズマ放電ユニットを設け、マイナスの静電気を放出。プラス耐電しているゴミやチリを確実にHEPAフィルターでキャッチする仕組みを設け、99.999%の捕塵率を達成したという。
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高い場所の掃除もできるよう、ブラシが回転するようになっている
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同社の試験によると、0.3μmのチリが30,000,000個ある環境で、排気に含まれるチリは、同機種で205個。6年前の同等機種「CV-WD8」では、905,179個だったという。このデータを元に、同社では、99.999%の捕塵率としている。
一般的に、紙パックがホコリやチリで目詰まりする点が、紙パック式掃除機の弱点とされるが、同機種では、コンセント差し込み時と運転後に紙パックを振動させる機構「3面ブルッとロボ」で対応した。これにより、捕塵効率を約20%アップさせるとともに、紙パックも約6倍、長持ちするという。
また、排気のニオイを防ぐため、プラチナ触媒やチタン触媒をフィルターに塗布。さらに、LEDを当てて脱臭する仕組みも設け、消臭効果は2003年モデルと比べ、5倍に伸びているという。
このほか、丸洗い可能な回転ブラシ、床面のホコリを排気で舞い上げない分散排気機構なども採用されている。
なお、紙パックの交換は、一般的な使用状況で、年に2回で済むという。紙パックは3枚入りで2,100円。
運転音は約57dB。「気配り運転」モードでは45dB。消費電力は最大1,000W。吸込仕事率は最大600W。本体サイズは350×266×239mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約4kg。パッケージには布団用のヘッドが付属する。
カラーバリエーションは、アクアマリン、ルビー、シャンパンの3色となっている。
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カットモデル
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ヘッド
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ブラシは、取り出して丸洗いができる
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操作パネルは4つのボタンから構成される
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波形のHEPAフィルターが見える
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たるんだ形で配置された紙パックの壁を、振動させてホコリを落とす
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駆動部の仕組み。密閉した駆動部から流れ出た空気は、HEPAフィルターを通って排出される
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紙パックの上面、底面、背面を振るわせて、目詰まりを防ぐ
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ブラシには、“拭き効果”もあるという
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■URL
日立アプライアンス株式会社
http://www.hitachi-ap.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/09/0929.html
( 本誌:伊藤 大地 )
2006/10/02 00:01
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