象印マホービン株式会社は、じっくり時間をかけておいしいご飯を炊きあげる“熟成炊き”高級炊飯器「極め炊き NP-LT」を9月1日より発売する。希望小売価格は、5.5合炊きの「NP-LT10」が97,650円、1升炊きの「NP-LT18」が100,800円。
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「極め炊き NP-LT」プライムブラウン
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プライムホワイト
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「極め炊き」シリーズは同社の炊飯器のラインナップで最上位にあたる圧力IH炊飯器。
NP-LT型では、“炊飯時間が長くなってもいいから、おいしいご飯が食べたい”というユーザーのニーズに応えて、「熟成炊き」コースを搭載したのが最大の特徴。熟成炊きでは米の浸し時間に40分かけるほか、沸騰時間、蒸し時間も通常炊飯より5分延長した。浸し時間に時間をかけることで米の芯まで水が行き渡り、米のアルファ化を促進し、より甘みのあるご飯を炊くことができるという。
炊きあがりまでにかかる時間は5.5合炊きモデルの「NP-LT10」で、米3合を炊いた場合で、従来より25分長い約1時間20分となる。
工程中の加圧も改良した。加圧スピードが従来機より約10%速くし、蒸らし段階の加圧を従来の2回から3回に増やした。これにより蒸らし段階で出る余計な水分を飛ばすことができ、より旨みが凝縮されたご飯に仕上がるという。
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機能キーを押すとタッチパネルで操作できるメニュー項目が浮かび上がってくる。表示部分は有機ELディスプレイを採用した
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操作パネル部分には、液晶より文字がはっきり見えるという「有機ELディスプレイ」を新たに搭載した。炊飯器の操作パネルに有機ELディスプレイを採用したのは“業界初”としている。
また、画面に直接触れて操作ができるタッチパネルも搭載した。通常の操作は左右に配置されたボタンで行なうが、メニューやタイマー利用時に機能キーを押すと、炊飯メニューなど全てのキーがパネルに浮かび上がってくるというもの。また、30秒間操作しなければ自動的に消えるという。
5.5合炊きの「NP-LT10」の本体サイズは250×370×210mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6kg。炊飯時の消費電力は1,230W、1回あたりの炊飯時消費電力は196W、保温時消費電力は14.6W。
1升炊きの「NP-LT18」の本体サイズは280×400×245mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は7kg。炊飯時の消費電力は1,350W、1回あたりの炊飯時消費電力は277W、保温時消費電力は19.4W。
本体カラーはプライムホワイト、プライムブラウンの2色。
■URL
象印マホービン株式会社
http://www.zojirushi.co.jp/
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/07/31 17:11
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