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松下、第1四半期は減収もコスト減少で大幅増益

~AV機器が好調。白物家電はほぼ前年並み

 松下電器産業株式会社は、2008年度第1四半期(4月1日~6月30日)の決算を発表した。売上高は2兆1,519億円(前年同期比4%減)、営業利益が1,095億円(同48%増)、税引前利益が1,192億円(同42%増)、当期純利益が730億円(同86%増)と、好決算となった。

 減収の理由も、増益の理由も、ともにビクターの売却によるところが大きい。売上は減ったものの、コストを表わす販管費(販売費および一般管理費)が大幅に削減されたことにより増益となった。

 部門別で見ると、主力製品のAV機器を抱えるデジタルAVCネットワーク部門が9,755億円(同5%増)の売上を記録し、全社を牽引。テレビ(同26%増)、DVDレコーダー(同13%増)、デジタルカメラ(同9%増)が好調だった。

 白物家電、美容家電を含むアプライアンス部門は3,427億円(同1%増)とほぼ前年並み。世界的に高いシェアを誇るコンプレッサーの売上は減少したが、冷蔵庫や管球の好調が補った。アプライアンス部門の売上のうち3割近くを占める、エアコンの売上は1,007億円(同1%増)だった。

 現在、世界的な原油・原材料高や、金融不安など、不安材料が多い経済状況だが、同社ではこれを踏まえて、通年予測は据え置いた。通年の予測は売上高9兆2,000億円(同1.4%増)、営業利益が5,600億円(同7.8%増)、税引前利益が5,000億円(同14.9%増)、当期純利益が3,100億円(同10%増)。

 2009年度は同社にとって、2007年度から開始した3カ年の中期経営計画「GP3」計画の2年目に当たる年度。GP3計画では2009年度で売上高10兆円、ROE(株主資本利益率)10%などの数値目標を掲げている。


白物家電分野は営業利益率が8.9%になった 欧州では冷夏の影響でエアコンが落ち込んだが、白物の海外展開はおおむね好調




URL
  松下電器産業株式会社
  http://panasonic.co.jp/
  決算資料
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080729-4/jn080729-4.html?ref=news

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( 本誌:伊藤 大地 )
2008/07/29 19:25

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