【インテリアライフスタイル展】クロア編：ポット型エスプレッソメーカーなどを展示

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【インテリアライフスタイル展】
クロア編：ポット型エスプレッソメーカーなどを展示

cloerの展示ブース

　cloer(クロア)は、シンプルでムダのないデザインで知られるドイツの家電メーカー。ブースでは、これまでのイメージを覆すような斬新なデザインのエスプレッソメーカーを始め、シンプルながらスタイリッシュなデザインの製品が勢揃いしていた。

　一見スマートな電気ケトルのように見えるのは、ポット型のエスプレッソメーカー。本体は二重構造になっており、中央部分から本体をまわして中にコーヒーをセットする。給水は本体下半分に行ない、加熱、圧縮されたエスプレッソは本体上部からそのままカップに注げるという。今回は参考出品たが、海外ではすでに販売が開始されている製品で、日本での販売も検討中だという。


参考製品として出展されていたエスプレッソメーカー	本体の真ん中を切り外すとコーヒーをセットするフィルターがある	海外ではすでに発売されている製品。展示されていた製品もプラグが海外仕様のものだった

　そのほか参考出品としては、キッチンスケールの展示も行なわれていた。正方形に近い本体は表面が黒一色のシンプルなデザインで、一見何に使うものか分からないほどだ。側面にあるボタンを押すと、黒い表面に赤いLEDで数値が浮かび上がってくるという仕組み。この製品は海外でも発売が開始されていない製品で、今後の発売予定については未定だという。


参考製品として出展されていたキッチンスケール。正方形に近い本体で、表面は黒一色だ	本体前方のボタンが電源ボタン。ここを押すと赤いLEDで数値が表示される

　日本でも販売が開始されているパーコレーター式の「コーヒーメーカー 5908JP」も“コーヒーメーカーに見えないコーヒーメーカー”として注目を集めていた。パーコレーター式とは、水から沸騰したお湯がチューブを通ってポットの中を循環し、コーヒーを抽出する方法。本体内部にフィルターをセットするため、ポットのようなシンプルなデザインが実現した。ポット底部にはヒーターが設置され、その上部には沸騰したお湯を吸い上げるチューブをセットして使用する。最大8カップまで抽出できる。希望小売価格は14,700円。


スマートなデザインが特徴の「コーヒーメーカー 5908JP」	本体内部にセットするフィルターと、チューブ	沸騰したお湯がチューブを通ってフィルター部に到達する


本体底部のヒーター部分	本体のフタは、サイドから力を加えて取り外す

　cloerは、ヨーロッパではワッフルメーカーで有名なメーカー。会場では同社のワッフルメーカー4製品が展示されると共に、製品を使って実際にワッフルを作り、来場者に振る舞うなどのパフォーマンスも展開している。また、同社の「Tea Maker」で淹れた紅茶も味わうことができる。


会場では同社のワッフルメーカーがズラリと展示されていた	ブース内では製品を使って実際にワッフルを作って来場者に振る舞っている	製品で作ったワッフル。複数の種類を作っていた

　同社のワッフルメーカーはプレートが据え置きで、取り外しが効かない。他社メーカーでは複数のプレートや焼き型を展開しているところも多いがcloerの製品では、焼き型によって製品を選ぶというスタイルだ。この点について担当者に聞くと「ワッフルはとにかく高温で一気に焼き上げることが大切、取り外し可能にすることで伝統の製法を犠牲にするのでは本末転倒。とにかく召し上がっていただければ納得していただけるはず」と語り、ヨーロッパでシェアナンバーワンを誇るワッフルメーカーの自信を見せた。


「Classis Waffle Maker 110J」ボディに厚みがあり、熱の安定性が高いモデル。プレートの形状はハート型で、一度に5つ作れる。希望小売価格は15,750円	プレートの形状が格子柄の「Belgian Waffle Maker 1445JP」形や大きさを自由に作れるリエージュ風ワッフルも作れる。希望小売価格は9,450円	ハート型のワッフルが作れる「Waffle Maker 189JP」シンプルなデザインで、ワッフルのできあがりを音で知らせるタイプ。希望小売価格は10,500円

　「Filter Coffee Maker with Brita 5739JP」はドイツの浄水器メーカー・BRITAのフィルターを内臓したコーヒーメーカー。本体には浄水タンクが付属し、浄水された水でコーヒーを淹れるという製品。中に設置するフィルターは、BRITAのポット型浄水器で使用されているMAXTRAフィルターだ。そのため、買い換えも簡単にできるという。


「Filter Coffee Maker with Brita 5739JP」。右側が浄水タンクになっている	浄水タンクのフタには使用方法が記載されている

cloerのCEO、Achim Cloer氏

　当日、会場にはcloerのCEO、Achim Cloer氏も訪れていた。製品を手に取る来場者と、にこやかに談笑するなどブースの視察を行なっていた。

　ブース内ではそのほかトースターや、電気ポットなどの、いずれもシルバーで統一された調理家電も展示されていた。以下、写真でご紹介する。


内部を二重構造にすることによって、熱が外に伝わりにくい設計になっている電気ケトル「Double Wall Electric Kettle 4809JP」。10,500円	雑穀パン専用モードが搭載されているポップアップトースター「Mona Toaster 3928JP」15,750円


輻射熱を利用することでパンの内側まで温めることができる「Bread Roll Baker 3009JP」。12,600円	3段階のハンドルロックがついているので中の具を多めにしてもしっかりパンを押さえるホットサンドメーカー「Sandwich Maker 6219JP」6,720円

■URL
　 cloer
　 http://www.cloer-jp.com/

■ 関連記事
・家電製品ミニレビュー
cloer「ワッフルメーカー1621」（2008/06/03）
・家電製品ミニレビュー
cloer「Tea Maker」（2008/03/27）
・家電製品ミニレビュー
cloer「Bread Roll Baker」（2008/03/07）

（本誌：阿部夏子）
2008/06/12 16:56

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