ナショナル(松下電器産業株式会社)は、かまどで炊いたときのような香ばしい風味を楽しめるモードを搭載した炊飯器「SR-SW2」シリーズ2機種を5月26日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は5.5合炊きの「SR-SW102」が73,000円前後、1升炊きの「SR-SW182」が76,000円前後。
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SR-SW102 ホワイト
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SR-SW102 ノーブルブラウン
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同社のラインナップ中、プレミアムクラスの「SR-SV」シリーズに次ぐ高級タイプの製品。かまどで炊いたときのような、香ばしい風味を楽しめる「香りごはん」モードを搭載した点が特徴。断熱性の高いセラミックで本体を包み込む断熱構造をとったほか、銅製の内釜の底面には、凹凸の加工が施されているが、この数を従来機の1.5倍とした。これらの加工によって、炊飯時の釜底面の温度は従来機の140℃から160℃へと上昇、香ばしいご飯を炊くことが可能になったという。なお、SR-SVにある、おこげを作る機能は搭載していない。
また、2段階の吸水工程でよりおいしいご飯を炊く「銀シャリモード」も強化。甘みやうまみのもととなるオリゴ糖やグルコース、アミノ酸の生成を促すため、吸水工程を3段階へと増やし、さらにおいしいご飯が炊けるという。
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左が従来機で炊いた玄米、右がSR-SW102で炊いたもの
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さらに、健康志向を背景に中高年のニーズが高いという玄米炊飯機能も改良した。浸水時の温度を従来機より15℃上げたことなどにより、玄米特有の皮を柔らかくし、中もふっくらと炊きあげるという。
このほかスチームによる炊飯・保温機能なども搭載する。
5.5合炊きのSR-SW102の本体サイズは265×329×219mm(幅×奥行き×高さ)、重量が5.9kg。最大消費電力が1,210W。1升炊きのSR-SW182の本体サイズは291×355×251mm(同)、重量が7.2kg。最大消費電力が1,400W。
本体カラーは両機種ともにホワイト、ノーブルブラウンの2色。
■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
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( 本誌:伊藤 大地 )
2008/03/26 17:01
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