株式会社ビックカメラは、26日にリニューアルオープンする新横浜店の内部を、24日、報道関係者向けに公開した。
ビックカメラ新横浜店は、1999年より東海道新幹線高架下の「ASTY新横浜」に店舗を構えていたが、26日からは、駅構内に新設される駅ビル「キュービックプラザ新横浜」内の3~9階の一部に移転する。新住所は神奈川県横浜市港北区新横浜2-100-45。営業時間は10:00~21:00。
この移転によって、売り場面積が従来の約2,000立方mから約7,000立方mと、約3.5倍に拡大した。これにより、取り扱いアイテムが増加。家電製品やカメラ、PC、寝具、お酒、メガネに加え、「横浜地区初」というおもちゃ、ゴルフ用品、自転車も取り扱いを開始する。
このほか、キッチン家電や洗濯機の実演コーナーといった、比較・体験コーナーを開設。さらに、家電製品やカメラ、ゴルフ、自転車の専門相談員や、買取カウンターやまとめ買いカウンターといった施設も用意される。
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「キュービックプラザ新横浜」3~9Fの、一部のフロアがビックカメラとなる
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ビックカメラのフロア案内図
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こちらは新幹線高架下の旧ビックカメラ新横浜店
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内覧会を前に、ビックカメラの営業取締役 営業本部長の塚本智明氏と、新横浜店店長の木佐貫勉氏による記者会見が行なわれた。塚本氏は新しい新横浜店について「売り場面積が広がり、今までの新横浜店になかったアイテムも扱えるようになり、ビックカメラのフルアイテムが揃った。数々のテナントが入るキュービックプラザ新横浜という立地から、これまでビックカメラにお見えにならなかったお客様も来ていただけると期待している。これからも、ますます地元のお客様に愛される店舗になるよう、工夫していきたい」と語った。
店長に就任する木佐貫氏は、立川店の店長を務めたほか、池袋店、なんば店での勤務経験を持つ。塚本氏は木佐貫氏について「昨年10月から旧新横浜店に着任してもらい、以降、店長に起用する構想を温めてきた。ガッツがあり、ビックの店長の中でも一番明るい」と評した。
木佐貫店長は「おもちゃやゴルフ用品といった新しい商品や、細やかなクセサリー類も品揃えを増やし、専門店としてのこだわりを追求した。また、ご家族で来られたお客様に対しては、調理の実演ができるコーナー『キッチンスタジアム』や、使用水量が見た目で分かる洗濯機の実演コーナーなど、比較や体験ができるコーナーを設けている。また、ご安心してお買い物を楽しんでいただけるよう、各種相談カウンターも設置し、当店のコンセプトでもある“対話”をしていただけるよう売り場作りを配慮している」と、新店舗の展望を述べた。
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株式会社ビックカメラ 塚本智明 営業取締役 営業本部長
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木佐貫勉 ビックカメラ新横浜店店長
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新店舗への移行により、社員数を従来の80名から135名に増員。年商は旧店舗の1.5倍を目指す。塚本氏は「ダイヤ改正で新幹線の全列車が停車するようになり、新横浜駅の利用客が増えている。ベッドタウンでもあり通勤客も多いという立地のため、ものすごく期待している」と、さらなる成長への意欲を示した。さらに、女性客の増加も狙っており、「正確な統計は取っていないが、ビックカメラの女性客の割合は2割から3割程度。ところが、ラゾーナ川崎店では4割近い数値になっている。新横浜店もこれを同程度まで伸ばしたい(塚本氏)」としている。
また、地球環境に対する取り組みとして、ビジュアルコーナーのテレビのうち、約30%を電源OFFにするという試みも行なわれる。
では、新横浜店のフロア構成を写真を中心に見てみよう。
● 3階 携帯電話
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駅構内からエスカレーターを上ると、3階の携帯電話コーナーに行き着く
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こちらはauの棚。店内で使用されているライトの多くはLEDを使用しているという
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店頭のロゴのライトアップにも、LEDが使用されている
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● 4階 カメラ・デジタルカメラ・スポーツ・お酒
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4階はカメラ・デジタルカメラが中心
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新たに取り扱うゴルフ用具
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試し打ちのスペースも用意されている
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自転車も取り扱いを開始する
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お酒売り場も4階
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● 5階 オーディオ・ビジュアル機器
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5階はAV機器のフロア。エスカレーター前には薄型テレビが大量に並ぶ
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薄型テレビの特徴を解説する「ビック感動劇場」も催されている
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一部のテレビでは、無駄な電気を減らし地球環境保護に貢献するため、電源が落とされている。木佐貫店長の発案によるものだという
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● 6階 PC・PC周辺機器
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6階はPC本体またはPC関連機器を取り扱うフロア
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ソフマップの買い取りカウンターも開設される
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写真の「インターネットご相談・受付カウンター」をはじめとして、店内各所に相談コーナーが設けられている
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● 7階 生活家電製品
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7階は生活家電を中心としたフロア。写真はエスカレーター前に展開される洗濯機売り場
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フロアの目玉となる洗濯機の実演コーナー。各社のドラム式洗濯機が並び、その上には製品説明の映像が流れる
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各製品には、使用水量の表示器が付いており、どの製品が水を節約できるかが一目でわかる仕組みになっている
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調理家電を実演する「キッチンスタジアム」も7階。取材日はナショナルのオーブンレンジ「ビストロ」を取り扱っていた
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キッチンスタジアム脇には、各社のIHクッキングヒーターがズラリと展示されている
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炊飯器コーナーでは、製品ごとに内釜を比較できる展示も
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掃除機コーナーは、サイクロン式、紙パック式が分かれて並んでいる
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実際の製品を使って、フローリング/じゅうたん/畳の3パターンの使用感を試すこともできる
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「まとめ買いカウンター」も開設され、専門知識を持つ店員と相談したうえで購入できる
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7階のフロア案内図
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● 8階 健康/理美容家電・照明器具・ブランド品・メガネ
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8階は健康関連機器を取り扱う。大型家電量販店ではもやはお馴染みのマッサージ機体験コーナーも用意される
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ナショナルの乗馬フィットネス機器「JOBA(ジョーバ)」にも乗れる
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体重計・体組成計も、実際に乗って使用感を試せる
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ナショナルのイオンスチーマーなど、各社の理美容家電を実際に試せるデスクも用意される
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照明機器も8階
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ブランド品も取り扱う
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ラッピングカウンターと修理センターも8階
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8階のフロア案内図
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● 9階 ゲーム・CD/DVD・おもちゃ
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最上階の9階では、家庭用ゲーム機やCD/DVDを中心に取り扱う
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おもちゃはビックの横浜地区では初の取り扱いとなる
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※記事中の価格やポイント還元率は、当日の取材時点のものであり、これらの価格およびポイント還元率で販売されることを保証するものではありません。
■URL
ビックカメラ
http://www.biccamera.com/
ニュースリリース
http://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2008/20080317news.pdf
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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/03/25 00:06
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