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タニタ、厚さ15mmの「世界最薄」体組成計

~強化ガラス製の円形タイプも

インナースキャン50 BC-305
 株式会社タニタは、本体の厚さが15mmで“世界最薄”を謳う体組成計「インナースキャン50 BC-305」を、3月1日より発売する。メーカー希望小売価格は21,000円。

 本体から足へ微弱な電流を流すことで、体脂肪や内臓脂肪のレベルなどを計測・判定し、体の健康具合を計測・判定する体組成計「インナースキャン50」シリーズの最新モデル。本製品では、ユーザーからのデザイン性やコンパクトな収納を求める声が多いことを受け、本体の厚さを15mmと薄くした点が特徴。これは同社の2005年モデル「BC-300」の29.5mmのほぼ半分となる数字となり、同社では体重を50g単位で測定する家庭用体組成計では「世界で最も薄いモデル」としている。さらに、本体重量は約1.5kgと持ち運く、薄さと合わせて収納場所を選ばないとしている。

 測定項目は、従来の体脂肪率や筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、推定骨量に加え、体水分率も追加された。これにより、水分を減らさずに安全なダイエットが行なえるという。さらに、個人差があるため判定が難しいとされる子供の体脂肪率による肥満判定も、6歳から可能になっている。

 個人データは4人まで登録可能。過去の測定結果については、前回の計測値、1週、2週間前の週平均値、1~18カ月前までの平均値のデータが表示できる。

 本体サイズは302×296×15mm(幅×奥行き×高さ)。最大計量は150kg。電源はボタン型リチウム電池のCR2032を2個使用する。本体カラーはブラック。


厚さは15mmで“世界最薄”を謳う
本体を横から見たところ
重量は1.5kg。片手で持ちあげることもできる

同社の従来製品との厚さの比較
表示部と操作ボタン
測定中のようす

BC-528
 また、透明で円形のデザインを採用した「BC-528」も4月1日に発売する。メーカー希望小売価格は16,800円。

 BC-528は本体が円形で、測定時に足を乗せるボディ部分に強化ガラスを使用した点が特徴。ガラス内部には、体脂肪を測定する際に体内に微弱な電流を流すための電極として、透明の「酸化インジウムスズ」を搭載し、透明のデザインを活かしている。

 さらに、事前に性別や身長などを登録しておくと、体重計の上に乗るだけで測定者を判別できる自動認識機能も搭載している。これにより、測定前に本体のボタンを押して個人を特定する手間を省くことができる。登録可能な人数は5人。なお、双子など体格が似ている場合は判別できないケースもあるが、その際は手動の操作にて対応できる。

 計測・表示項目に関してはBC-305から体水分率を除く項目が測定可能。肥満判定も6歳から可能となっている。液晶にはしゃがまなくても見やすいようバックライト液晶を採用し、また前回の測定値からの増減を矢印でわかりやすく表示する機能も備えている。

 本体サイズは346×44mm(直径×高さ)。重量は約1.9kg。電源は単四型アルカリ乾電池を4本使用する。本体カラーはシルバー。


本体正面。ボディはガラスを採用しているため、向こう側が透けて見え、さらに会場の照明が写り込んでいる 本体に乗るだけで、体重や電気抵抗値から測定者を判別する 表示部と操作ボタン。従来どおり、手動で個人を選択することも可能

 株式会社タニタ 事業統括本部 企画本部 本部長の大迫直志氏は、体組成計をはじめとする健康製品市場について「メタボリックシンドロームの予防を主眼とした特定検診保健指導が4月より始まるため、追い風が吹いている」と分析した。続けて「安価な海外製品も流入しているが、今回発売する両モデルは、それらとは一線を画しており、新たな市場を創出するものと期待している。弊社がヘルスメーターを初めてから、ちょうど節目の50年となるが、その記念すべき年に市場に新風を吹き込む」と、本製品にかける意気込みを見せた。

 同社では、コンセプトを統一しターゲットを絞りこんだ新ブランドを秋に展開することも公表した。


株式会社タニタ 事業統括本部 企画本部 本部長の大迫直志氏 4月より、40~74歳の被保険者に健診を義務づける「特定健康診査・特定保健指導」が始まり、健康関連機器の需要が増加すると見られている




URL
  株式会社タニタ
  http://www.tanita.co.jp/

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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/02/25 17:18

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