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fappy (ファッピィ) UX-D58CL
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シャープ株式会社は、電話の宛先、発信元の都道府県を音声で知らせる機能を追加したFAX「fappy (ファッピィ) UX-D58CL/CW」を、2月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、子機が1台付属する「UX-D58CL」が30,000円前後、2台付属する「UX-D58CW」が40,000円前後。
同社のFAXでは、既に電話帳に登録済みの電話番号から着信があった場合、電子音声で発信者の名前を知らせる「誰からコール」を搭載するが、本製品ではこれに加えて、家族の誰にかかってきたかを知らせる「誰あてコール」を追加した。例えば、父親の友人の「タカハシさん」の番号を電話帳に登録する際、父親宛てに着信するよう設定すれば、「オトウサンアテニ タカハシサンカラデス」という音声が流れる。これにより、わざわざ電話を取り次ぐ必要をなくす効果があるという。
さらに、電話帳に登録されていない番号から着信があった場合、発信元の都道府県を音声で知らせる「どこからコール」を追加した。例えば、旅行の際に宿泊先の旅館から自宅へ電話を掛けた場合には「オオサカフカラデス」という声が流れる。このため、発信者の推測が可能になり、発信相手がわからない迷惑電話も事前に察知できるという。
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「誰あてコール」「どこからコール」の使用例
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親機の液晶には、3.8型のQVGA液晶「くっきりホワイト液晶」を採用。画面では、FAXの受信内容を表示し、確認してから必要なだけプリントできる「見てからプリント」が可能で、記録紙やインクリボンを節約できる。受信画像は13段階に倍率を変えて表示できる。また着信時は、発信者の名前を通常よりも1.5倍の文字で液晶に表示することで、離れた場所でも確認しやすい「デカ文字着信」機能を導入している。
サイズはトレイ収納時に「業界最小のコンパクトサイズ」となる296×181×86mm(幅×奥行き×高さ)とした。なお、トレイはフタとしても機能し、原稿や記録紙の挿入口、記録紙の排出口にホコリを溜めないようにしている。
このほか迷惑電話対策として、通常の通話録音機能のほか、45秒前の通話をさかのぼって録音する「戻って録音」、チャイム、メッセージ、15秒前の通話を再生して通話を切る機能などが用意されている。これらの機能で通話を切った後、再度同じ番号から着信があった場合は、自動でメッセージを流して通話を切ることもできる。
親機は、記録紙トレイを伸ばした場合のサイズが296×244×253mm(同)で、重量は2.3kg。印刷方式は熱転写記録式。最大消費電力は約90Wで、待機時は約0.7W。子機は、サイズが44×35×169mm(同)で、重量は150g。
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UX-D28CL
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なお、親機の液晶が文字表示のみで、「見てからプリント」機能が省かれた「UX-D28CL/CW」も、3月7日に発売する。店頭予想価格は、子機が1台付属する「UX-D28CL」が26,000円前後、2台付属する「UX-D28CW」が36,000円前後。
■URL
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/080213-a-2.html
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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/02/13 13:36
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