三洋、「virus washer」搭載の新型空気清浄機を公開

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三洋、「virus washer」搭載の新型空気清浄機を公開

～加湿器とファンヒーターにも搭載

空気清浄機「mistream(ミストリーム) ABC-VW251」

　三洋電機株式会社は、同社が9月1日より発売を開始する、「virus washer(ウイルスウォッシャー)」機能を搭載した空気清浄機「mistream(ミストリーム) ABC-VW251/241」、加湿器「CFK-VW」シリーズ、加湿ファンヒーター「RSF-VW13A」を、報道関係者向けに公開した。価格はすべてオープンプライス。

● 空気清浄機「mistream」

　virus washerは、水道水を電気分解して、高い除菌効果を持つ「OHラジカル」「次亜塩素酸」という活性酸素種を含む電解水を生成する、同社独自の機能。活性酸素種が雑菌やウイルスに接触することで、これらの活動を抑える効果がある。今回新発売となる空気清浄機・加湿器・加湿ファンヒーターには、全機種に搭載されており、室内の菌やウイルス、ニオイなどを分解する。

　空気清浄機「ABC-VW251」は、電解水のミストの最大発生量を、従来機種の約4倍となる毎時80mlに強化したのが特徴。これにより、除菌・脱臭スピードを従来よりも約3倍早めている。


本体側面	水道水を電解層に通すことで、電解水を生成する仕組み


電解水をミスト(霧)状にして、空気中に放出する	ABC-VW251のミスト発生ユニット	ユニットはミストの吹出口内部に備えられている

　また、フィルターには、3種類の特殊加工脱臭剤を盛り込んだ「ナノアクト脱臭フィルター」を新たに搭載。電解ミストとの相乗効果により、脱臭効果は従来比で約5倍に向上した。

　そのほか、ホコリ・ニオイのセンサーに加えて、ホコリの舞い上がりの原因となる人やペットの動きを感知する「IR(人感)センサー」を搭載。ホコリが部屋に舞い広がる前に、いち早く空気を清浄できるという。

　ABC-VW251の店頭予想価格は5万円前後。なお、下位機種の「ABC-VW241」では、「IR(人感)センサー」は省かれており、また、「ナノアクト脱臭フィルター」による脱臭効果が、従来比で約3倍にとどまるなどの違いがある。ABC-VW241の店頭予想価格は4万円前後。

　会場には、タバコやペット臭が充満した部屋が用意され、ABC-VW251の性能や、ミスト放出機能の有無による脱臭効果の違いを体験できた。


吸気部には、外側から順に、メッシュプレフィルター(写真左)、アレルブロック除菌フィルター(中央の青い部分)、HEPAフィルター(中央の白い部分)、ナノアクト脱臭フィルターの4種類のフィルターを備える	新しく搭載された「ナノアクト脱臭フィルター」	ナノアクト脱臭フィルターは、タバコ/ペット/トイレ臭に効く特殊加工活性炭が多く含まれる。そのほか、建材臭対策として特殊ゼオライト脱臭剤、ペット臭対策に植物繊維ビーズ剤を用いる


「IR(人感)センサー」は、人やペットの動きによるホコリの巻き上がり対策として設けられた	下位機種の「ABC-VW241」パールホワイト(左)とシャインブラウン(右)。上位機種からはIRセンサーが省かれるなどの違いがある


イソ吉草酸という悪臭の素をしみこませたガーゼを、電解水のミストの有無で、どれだけ脱臭効果が違うかを試すテストも行なわれた	上2つのガーゼのうち、左がミスト有り、ミストなしのもの。ミストありの方がニオイをより除去できていた。下のガーゼは、イソ吉草酸をしみこませたばかりのもの


会場には、ABC-VW251の使用効果を試すための部屋が特設されていた	部屋は2つ用意されており、片方にはABC-VW251が用意されており、もう一方にはない。写真はABC-VW251がない部屋	こちらはABC-VW251がある部屋。いずれの部屋にも、タバコやペット、生乾きの洗濯物など、臭いを発生する物が置かれているが、こちらの部屋ではほとんど臭いがしなかった

● 加湿器と加湿セラミックファンヒーター

　「CFK-VW」シリーズは、吹出口付近が熱くならない気化式の加湿器。従来から発売されていた670/500mlの2タイプに加えて、一人暮らしや個室向けに、小型の270mlタイプが追加されている。店頭予想価格は、670/500/270mlの順に、28,000円、23,000円、17,000円前後。

　「RSF-VW13A」は、加湿しながら部屋を温められるセラミックファンヒーター。1時間当たりの加湿能力が、従来製品の500mlから520mlへと増えた点が特徴。店頭予想価格は25,000円前後。

　また、同じくvirus washer機能が搭載されている業務用の空間清浄システム「VW-VF10B」も公開された。


1時間当たりの加湿量が670mlの加湿器「CFK-VX700A」	こちらは毎時500mlの加湿量の「CFK-VW500A」	毎時の加湿量が270mlの「CFK-VW300A」は、一人暮らしや個室向けの製品ということで、持ち運びしやすいデザインを採用している


「CFK-VW」シリーズは、フィルターが吸い上げた水をファンで送風する気化式の加湿器。写真はフィルターと加湿のための水を溜めるトレイ	内部には電解水を作り出すための電極を搭載する


加湿セラミックファンヒーターの「RSF-VW13A」	加湿のフィルター、トレイ部。電解水を生成するための電極は、写真では撮影できない奥まった部分に備えられている


業務用の空間清浄システム「VW-VF10B」	【動画】VW-VF10Bのフィルターを使ったデモ。フィルターに色の付いたスプレーを吹き付けるが、上から注がれる電解水が、この色を徐々に分解していく(WMV形式、約2.2MB)

■URL
　三洋電機株式会社
　 http://www.sanyo.co.jp/
　ニュースリリース
　 http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0708news-j/0803-1.html
　 virus washer機能
　 http://www.sanyo.co.jp/vw/
　空気清浄機関連記事リンク集
　 http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/air.htm

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（本誌：正藤慶一）
2007/08/29 16:07

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