やっぱりきれい! コンテンツを楽しめてこその4Kテレビ
(2015/11/17)
4Kテレビではあったけれど……
テレビが大画面になって、さらには4K対応になって、インテリアにしっくりと馴染むような美しい佇まいにデザインされて……「なんて素晴らしい。テレビっていうのはやっぱり家電の王様ね!」と思ったのが半年前のこと。
でも、何かが足りないような……。せっかくの4Kなのに何が見られるのでしたっけ? 近い将来、実用放送をはじめ、いろいろ登場することは報道されているけれど、いつまで待てばいいのでしょう。期待は膨らむばかりで、少々待ちくたびれてしまった私です。
そこへ、「4Kコンテンツを見にいらっしゃいませんか?」というお誘いがあり、はてさてどんなものかと出かけてきました。4Kテレビをついに体感! その感動をレポートいたします。
この秋ついに登場、4Kビデオ・オン・デマンドの本命「Netflix」
ついに始まった4Kコンテンツとは、9月2日からサービスが開始された「Netflix」のこと。世界最大規模のオンラインストリーミングサービスとして注目されていたものです。これでテレビとして4K映像の高精細さを満喫することができます。よかった!
さて、ここでビデオ・オン・デマンド(VOD)という言葉をおさらいしておくと、家のテレビをインターネットにつなぐことで、リビングにいながらにして日本や海外の映画やドラマを楽しめる配信サービスのこと。今までのようにレンタルビデオショップに借りに行ったり、見終わった後で返却したりという手間がいらないのがいいですよね。海外ドラマを一気に見たり、すきま時間を利用して続きをスマホで見る……という楽しみ方も、VODならでは。
テレビをネットにつなぐのも、スマホと同じ感覚でできます。Wi-Fi設定が面倒なら、テレビとルーターをLANケーブルでつないでしまえばそれで終了。驚くほど簡単なのです。
いよいよ4KビエラでNetflixの4K映像を見てみることにしましょう。4K対応のVODコンテンツは、4KアクトビラやひかりTV 4K、YouTubeなどほかにもいくつかのサービスがありますが、Netflixのいいところは、これから独自制作していくコンテンツは4Kでの制作を目指しているという点。フジテレビの人気番組「テラスハウス」の新シーズンや、マーベル作品「デアデビル」を映像化したオリジナルドラマなど、見逃せない番組が充実しています。芥川賞を受賞した「火花」が、2016年に配信されるのも楽しみです。
今回、海外の映画やドキュメンタリー作品をいくつかチェックしてみましたが、タイトルの文字が浮かび上がってきた段階で、エッジの効いた、くっきりとしたフォントの美しさに感激! 細部まで鮮やかに映し出す料理の盛り付けのリアルな様子に思わずため息が漏れてしまいました。これまで思い描いていた以上に、4K映像はきれいです。見る価値あります。すごいです。
電源オフからでもワンステップでつながる!
見たかった番組を高精細な映像で楽しめると言っても、普通のテレビ放送とは違うので、きっと操作が面倒なのではと思うかもしれません。でも、リモコンのホームボタンのわきに設けられているNetflixボタンを押すだけで、ダイレクトに繋がるからそんな心配はご無用です。しかも、電源オフの状態からでも、ワンステップでOKというのだから、本当にステキです。
白地に赤い英字が鮮やかなNetflixのボタンを押すと、スーッと立ち上がる起動時間の短さ。見たいコンテンツを探す時にも、サクサク進んでストレスゼロなのも初めての体験でした。
家電製品は悩まずに直感で操作できるのが何より大切です。画質や音質など最高峰の技術を積んだ最新のAV機器という位置付けになるはずの4Kビエラですが、使い勝手はどこまでもユーザーフレンドリー。ビエラは「テレビは家電製品」ということを忘れていないのだなと思いました。
“テレビでラジオを楽しむ”という新しくて便利な使い方も
VODによる映画やドラマの視聴とは異なりますが、インターネットに繋げることでまるでスマートフォンやタブレットを使うようにさまざまな楽しみ方ができるのも、4Kビエラ「CX800」シリーズの魅力です。しかも「Firefox OS」を使った、新たなユーザーインターフェース「かんたんホーム」を搭載しているから、操作と反応が軽快になっているのがいいのです。
これは新しくていいかも! と思ったのはインターネットラジオ「radiko.jp」を4Kビエラで楽しむという使い方。テレビの音声を、手元のラジオで聴くというのは、よくある手法ですが、その反対です。大画面で操作できるからスマホやPCで操作するより断然見やすくて快適。
番組を選んだら、リモコンの電源ボタンのすぐ右にある「節電視聴」ボタンを押すことで、画面の明るさが段階的に暗くなり、画面を消してラジオの音声だけを流しておくこともできます。高音質のビエラで聴く、お気に入りのラジオ番組だなんて、ちょっとウキウキしますよね。「★(お気に入り)」ボタンで「よく使うアプリ」として登録しておけば、すぐにアクセスできて、さらに便利です。
4K生活、今すぐ始められます
“次は4K”というキーワードがあちらこちらで語られてから、いったい何年になるでしょうか。4K対応のデジタルカメラやムービーカメラで撮影した画像や動画を楽しむというような遠回しな使い方をしなくとも、ついにリビングで映像として手軽に楽しめるようになったのは、とてもうれしいことです。
いずれ4Kの実用放送も見られる日が来ますが、まずはNetflixで4Kコンテンツを満喫しましょう。やっぱりテレビは家電の王様です!
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