デロンギ、オイルヒーターなど今シーズンの暖房器具を公開

同社のオイルヒーターのラインナップ

 デロンギ・ジャパンは、今シーズン発売の暖房器具を報道陣に公開した。今回の展示は、モデルハウスで行なわれ、寝室やリビングなど実際の使用に即した製品が展示された。

 展示製品は、10月より発売する新製品のオイルラジエターヒーター「VENTO De'Longhi(ヴェント デロンギ)」、「ミニ・パネル型 遠赤外線マイカヒーター HHP650J」、セラミック・ファンヒーター「DCH4530J-M」などの新製品を含む同社の暖房器具が多数展示されていた。

「VENTO De'Longhi(ヴェント デロンギ)」。希望小売価格はフィンが11枚の「V551115EFS」が44,100円、フィンが9枚の「V550912EFS」が39,000円

 「VENTO De'Longhi」は、同社が扱うオイルラジエーターヒーターでミドルクラスに当たる製品。オイルラジエーターヒーターは、ヒーター内部に密閉された難燃性のオイルを温め、そのオイルを本体のフィン(放熱板)に循環させ、輻射熱で室内の空気を暖める暖房器具。発火や燃焼を伴わず、温風やニオイも発生しないため、安全性が高く、おだやかに暖めるられる点が特徴となる。

 新製品のVENTO De'Longhiでは、暖房効率を高めるためにフィンの構造を改良した。フィンの間を銅板でカバーすることで、ヒーター全体が筒状になり暖気の自然対流を促進し、室温上昇にかかる時間が従来の同等機種より約15%短縮されたという。

本体側面。フィンの間を銅板でカバーする独自の構造を採用している本体上部安全性に考慮した独自の「f字型フィン」を採用。フィン先端のエッジ部分を内側に巻き込んでいる
本体前面の操作パネル15分単位で設定可能な24時間タイマーを備えるプラグはスイッチ周辺が80℃以上になるとヒーターの電源が自動的に切れる「安全プラグ」を採用する
本体前面には電源コードを収納するカバーが設けられているキャスターは折りたたみ式となっている

 オイルラジエーターヒーターは、冷気が入り込みやすい窓際に置くとより効果的で、会場でも寝室やリビングの窓際に本体が設置されていた。本体の運転音が静かなため、特に寝室での利用は最適だという。このほか、会場では同社のオイルラジエーターヒーターのラインナップが併せて展示されていた。

オイルヒーターは窓際に置くとより効果が実感しやすいという寝室での使用例同社のオイルヒーターのラインナップ

 トイレや洗面所など限られたスペースの暖房に便利なのがセラミック・ファンヒーター「DCH4530J-M」。本体サイズは245×175×335mm(幅×奥行き×高さ)、重量1.8kgとコンパクトなため足下の暖房に最適だとする。会場ではデスクの傍に設置されていた。

セラミック・ファンヒーター「DCH4530J-M」。希望小売価格は11,800円本体土台部分に備えられて首振りスイッチ操作部分
熱源は即暖性の高いアルミニウムとセラミック混合のものを搭載する足下の暖房に最適として、会場ではデスク近くに設置されていた
リビングルームに展示されていた「ミニ・パネル型 遠赤外線マイカヒーター HHP650J」

 リビングの暖房に最適なのは速暖性の高い「ミニ・パネル型 遠赤外線マイカヒーター HHP650J」だ。遠赤外線のパネルヒーターで、電源を入れてすぐに暖房が始まる速暖性の高さが特徴。

 本体はパネル部分、土台部分ともに白で統一されており、インテリアの邪魔にならないデザインも魅力。また、本体の薄型・軽量化のために、絶縁体にはマイカ(雲母)を使用。本体は重量3.5kg、厚さ約6cmという薄型・軽量タイプとなった。また、キャスターも付いており、さまざまな部屋に持ち運んで使用できる。


「ミニ・パネル型 遠赤外線マイカヒーター HHP650J」。希望小売価格は15,400円操作パネルは本体側面に設けられているキャスターまで白で統一されたデザイン

 会場では、このほか同社が扱う暖房器具が多数展示されていた。なお、デロンギ・ジャパンではヒータの売り上げの一部を亜熱帯地帯の植林活動にあてる「デロンギの森-1 heater,1 tree」の活動を行なっている。また、同社では、オイルヒーターを回収して約98.2%をリサイクルする独自の「再資源化システム」を確立しているという。

タワーセラミックファンヒーター HCH6590EJ。価格はオープンプライス。店頭予想価格は12,800円前後運転状況は液晶パネルに表示される洗面所で展示されていた
トイレに展示されていたのは小型オイルヒーター「TRN0505JS」。希望小売価格は14,800円。狭い個室にも設置できるコンパクトな本体サイズが特徴暖炉型のデザインがユニークな「暖炉型電気ファンヒーター SFA2040J」。希望小売価格は63,000円

 また、ボネコ(boneco)ブランドの加湿器も併せて展示されていた。以下、写真でご紹介する。

ボネコの「ディスク型気化式加湿器 ディスクエバポレーター 1355WH」。希望小売価格は48,500円本体内部の21枚のディスクが回転して室内を加湿するディスク式の加湿器。最大30畳までの広いスペースに対応する
「ボネコ 気化式加湿器E2442」。左からブラック、ホワイト。希望小売価格は29,800円給水はカバーを外さずに本体上部からじょうろで行なう。本体中央は水の量に応じて高さが変わる浮きとなっているため水量が上から確認できるという本体上部




(阿部 夏子)

2009年9月30日 17:32