2009年度省エネ大賞は三菱のエアコン「霧ヶ峰 ムーブアイNavi」

~次点には東芝・シャープのLED電球も

省エネ大賞の経済産業大臣賞を受賞した、三菱電機のエアコン「霧ヶ峰 ZWシリーズ」
 省エネルギーセンターは、省エネ性能が優れた製品や、省エネの推進に貢献した個人や企業を表彰する「省エネ大賞」について、2009年度の受賞機器を発表。最も優れた機器に贈られる「経済産業大臣賞」の生活家電分野で、三菱電機のエアコン「霧ヶ峰 ZW/ZXVシリーズ」が受賞した。

 霧ヶ峰 ZW/ZXVシリーズは、2009年10月に発売した最新モデルのエアコンで、ZWシリーズは小売店向け、ZXVシリーズは住宅設備向けに展開される。いずれもセンサー技術「ムーブアイNavi(ナビ)」が特徴で、床温度を検知して足元を効果的に暖房するなど、生活状況に応じた無駄のない空調ができる。さらに、ドアの閉め忘れを検知して注意を促すなど、より省エネ効果を高めるようユーザーに知らせる機能も搭載されている。

 同センターでは受賞内容として「業界最高のAPF7.1を達成した」「数々の新技術採用により高い省エネ性を実現した」ことを挙げている。

 また、次点の資源エネルギー庁長官賞では、東芝ライテックのLED電球「E-CORE(イーコア) LEL-AW8N/LEL-AW8L」が受賞。同製品は、全光束は810lm、消費電力1W当たりの明るさが93lmという、“業界最高”の明るさと発光効率が特徴のLED電球(数値は昼白色タイプの場合)で、同センターでは「多くの照明器具に搭載できる一般電球形状で、大きな全光束と高い省エネ性を実現した点が評価された」としている。

 同賞に次ぐ省エネルギーセンター会長賞は、シャープのLED電球「600/400シリーズ」全9機種が受賞。受賞理由について同センターでは、「LED電球の普及という観点から、調色・調光機能や調光器対応機能を搭載したラインナップの充実」を挙げている。

「業界No.1」の明るさを謳う東芝のLED電球「E-CORE LEL-AW8N/LEL-AW8L」は、資源エネルギー庁長官賞を受賞LED電球の低価格化の嚆矢となったシャープ「600/400シリーズ」は、省エネルギーセンター会長賞を受賞(写真は調光・調色タイプのDL-L60AV)

 受賞製品は、2月10日~2月12日まで東京ビッグサイトで開催される、省エネルギー関連機器の展示会「第34回 地球環境とエネルギーの調和展 ENEX2010」で展示される。家庭用以外に業務用、自動車関連も各賞が選定されている。


2010年2月1日 18:16