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シャンプーブロー専門店「Jet Set Dry Bar」でダイソンのドライヤーを使ったヘアセットを体験!

 ダイソンは、「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」が、シャンプーブローに特化した専門店「Jet Set Dry Bar」に採用されたことを発表した。広尾店および、10月12日にオープンした2号店の麻布十番店で導入される。

「Jet Set Dry Bar」麻布十番店

 「Jet Set Dry Bar」は、一般的な美容院のようにカットやカラー、パーマをするのではなく「シャンプーとブローだけ」にこだわった専門サロン。経験豊かなスタイリストによるシャンプーとブローで、極上でクイックなサービスを体験できるという。

 価格は、「シャンプー+ブロー+ヘアセット(ダウンスタイル)」メニューで3,950円(税抜)。営業時間は10時~19時。

 Jet Setとは、ジェット機で世界中を飛び回る多忙で優雅なライフスタイルのことを差し、忙しい日々の中でシャンプーとブローを人にやってもらうという、同店のサービス内容とマッチすることから店名に冠したとする。1号店となる広尾店を2014年11月にオープンし、“手軽な贅沢さと速さ”が好評を博し、今では予約が取れにくい状況が続いているという。

ダイソン「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」を導入
メニューの一部

 今回オープンした麻布十番店は、予約なしでの来店も可能。忙しいスケジュールの合間でもサービスを受けられるとしている。店内にはバーカウンターが設置されており、“ブロードライ バー”というスタイルで、シャンパンやハーブティーなども提供。シャンプーセットの間も、至福なひと時でリフレッシュできるという。また、麻布十番店には個室を開設し、ゆったりとヘッドスパを受けることも可能。

 「シャンプー・ブローのみ」というコンセプトは、「Jet Set Dry Bar」代表・Julia Spotswood氏の思いから始まった。アメリカ出身の同氏は、海外では気軽にシャンプーだけをしに行けるDry Barがあったが、前職で日本に転勤してきた際にそういったコンセプトのサロンがないことを知ったという。

 日本の美容院はカットやカラーがメインで、シャンプーだけというサロンは少ない。忙しい日々を送る中で、気軽にシャンプー・ブローだけをしに行ける場所を日本にも作りたい、というJulia氏の思いから、サロンオープンに至った。1号店を広尾にオープンした理由としては、外国人が多く住んでいる街であり、Dry Barというライフスタイルを提案しやすかったためとしている。

シャンパンやミモザ、ハーブティーなどを飲みながら施術を受けられる

すばやくキレイに乾かせる「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」

 今回店舗用のドライヤーとして採用された「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」は、コンパクトサイズと速乾性を両立させた点が特徴。小型軽量のモーターをハンドル部に搭載し、本体重量618gながらも軽やかに操作できる。

Dyson Supersonic ヘアードライヤー

 送風方式には、同社の羽根のない扇風機と同様に「エアマルチプライアーテクノロジー」を採用。取り込んだ空気を3倍に増幅し、高圧・高速気流を生み出す。風量だけでなく風圧にも着目しており、スピーディに髪を乾かせるとしている。また、最も高い温度設定でも78℃と低温なため、髪を傷めずすばやくキレイな髪に導けるという。

 Supersonicを採用した理由としては、すばやく乾き傷みにくいという、速乾性と美しさを両立している点が挙げられる。同店によると、これまで使っていたドライヤーとSupersonicでは、髪を乾かす時間に約6分の差があったという。「たったの6分と思われるかもしれないが、1日単位で考えるとより多くのお客様にサービスを体験してもらえるようになる」と店舗スタッフは話す。

 また、風圧が高いため、まっすぐな風を髪に届けやすいという。髪のボリュームをアップさせることもダウンさせることもドライヤーひとつででき、スタイリングに向いた製品としている。

ドライヤーに使われている一般的なモーター(左)とSupersonicのモーター(右)
小型モーターはハンドル部に搭載。軽やかに操作できるという

極上のシャンプー・ブローを体験! 頭皮マッサージで寝落ちしそう

 麻布十番店のオープンに先立ち、プレス向けの体験会も行なわれた。実際に記者も、「シャンプー・ブロー・ヘアセット」のほか、アロマオイルを使った頭・首・肩のマッサージなど、オプションメニューも体験。

 まずは髪を洗う前にアロマオイルを使って15分のマッサージ。アロマオイルを使うことで頭皮の汚れを落としやすくするという。普段なかなかほぐすことのない頭を念入りにマッサージしてもらうと、あまりの気持ちよさに寝入ってしまいそうだった。続けて首→肩とほぐしてもらうと、シャンプー前だがそれだけでもうスッキリしてくる。仕事帰りに寄れたら、最高のリラックスタイムになるだろう。

まずはアロマオイルで頭からマッサージ
シャンプーとトリートメント剤

 マッサージを終えたらシャンプー台に移動。頭皮を指圧するように髪を洗ってもらい、ホットタオルを首に当ててもらうとさらに心地よさが増してくる。なお、シャンプーとトリートメント剤には、キューティクルをしっかり密着させてツヤのある髪へ導くという「ラウア」を使用。

 再びセット台に戻ると、Supersonicを使って2人掛かりで髪を乾かしてもらった。はじめはノズルを何も付けずに乾かし、全体が乾いてきたら風を集中させるノズルを付けてブロー開始。ブラシで伸ばしながらブローすることで表面にツヤが生まれるという。

 髪が濡れた状態から、ブローが終わるまでに掛かった時間は約8分。普段美容院で髪を乾かしてもらうと、同じように2人掛かりでやってもらってもなかなか髪が乾かないことが多い。しかし今回は、喋っているうちにみるみる髪が乾いていくのがわかった。

2人掛かりで髪を乾かしてもらった
ブロー時はノズルを付ける。表面にツヤが生まれるという

ニューヨークやロンドンの最先端ヘアスタイルを提案

 最後はヘアセットをしてもらうが、Jet Set Dry Barはここにもこだわりがあるという。ニューヨークやロサンゼルス、ロンドンで流行っている最先端のヘアスタイルを、ひとりひとりにマッチするように提案。Supersonicを使ってスタイリングすることで、スピーディに仕上げるとする。

 ヘアスタイルは、ウェーブスタイルをさらにアンニュイに仕上げる「Messy Wave Style」、前髪をかき上げて大人な表情を魅せる「Volume Up Style」、濡れたような質感でツヤのある「Glossy Style」の3つのカテゴリに分類。このスタイルの中から、細かくカウンセリングして好みに落とし込んでヘアセットしてくれる。

 なお、ウェーブの掛かった「Messy Wave Style」では、海から上がったときのような「ビーチウェーブ」スタイルも再現。このスタイルは、ファッションブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のモデルから火がつき、近年流行っているという。

最先端のヘアスタイルを3つのカテゴリに分けて提案してくれる

 筆者は、毛が細くボリュームが出にくい髪質のため、あえて「Volume Up Style」を希望した。スタイリストに、普段なかなかボリュームが出ない、前髪が立ち上がらないという悩みを言いつつ、あんまりボリューミーなスタイルにはしたくないとわがままを伝えてみた。

ブローが終わったらヘアアイロンで髪を巻いていく
ボリュームが出すぎないスタイルを希望した。ゆるいウェーブになっている

 セット完了後の髪は、頭頂部にはボリュームがあり前髪もしっかり立ち上がっているが、毛先は巻きすぎず自然なスタイルになっていた。これまであまり巻き髪は似合わないと思っていたが、ゆるいウェーブは馴染んでいて新しいスタイルの発見にもなった。出かける前にヘアスタイルを整えてもらうといった使い方も、美容院ではハードルが高いが、シャンプー・ブロー専門店なら気軽に足を運びやすい。

Before
After。巻きすぎていない自然なスタイルに
スタイリングしていない前髪。中途半端に伸びて片目が隠れてしまう
スタイリング後。キレイに立ち上がり落ちてこない

 また、ヘアセット中は、スタイリストから直接髪のアドバイスを受けたり、スタイリングのコツを教えてもらえた。普段美容院ではカラーやカットが中心で、スタイリングはおまけ程度になりがち。しかし、ブローやスタイリングをメインにすることで、プロからポイントなどをしっかり聞け、ためになった。

ヘアアイロンで前髪を立ち上げた後、さらにドライヤーを当てることでふんわりさせられるという。プロならではの技だ

 Dry Barが普及している海外では、女性は自宅で髪を洗わず、Dry Barでサクッと髪を洗ってもらう人もいるという。毎日という訳にはいかなくても、たまにDry Barで髪を洗ってもらい自分の負担を減らすというのは、日常のちょっとした贅沢として良さそうだ。

 なお、ダイソンでは、SupersonicがJet Set Dry Barで起用されたことを記念して、旗艦店「ダイソン表参道」にてさまざまなイベントを予定。Jet Set Dry Barのスタイリストによるヘアスタイリングを受けられるイベントや、親子向けのトークイベントなどを用意するという。期間は10月~12月の3カ月間。